2022.11.06

男子は自衛隊が総合連覇、女子はJFE京浜が総合4連覇を達成(第5回日本社会人水泳競技大会)

[競泳]2日目
リザルト:http://swim.seiko.co.jp/2022/S70705/index.htm

初日は7つの大会新記録が誕生した、SAGAアクアで開催されている第5回日本社会人選手権水泳競技大会。最終日も大会新記録が3つ誕生した。

ひとつ目は、女子50m平泳ぎ。100mでは2位だった鈴木聡美(ミキハウス)が31秒21と、昨年樹立した自分の記録を100分の5秒縮める大会新記録で優勝を果たした。

ふたつ目は男子100m背泳ぎ。第一人者として長くこの種目を牽引している入江陵介(イトマン東進)が前半から積極的なレースを展開。25秒88で折り返すと、そのままリードを守り切って53秒42の大会新記録で2冠を達成した。

そして三つ目が女子4×100mメドレーリレー。初日の4×100mリレーでも新記録を樹立したJFE京浜が、このメドレーリレーでも森万柚子、細越智、金子喜恵、髙橋美来の4人が4分15秒32の大会新記録を樹立して優勝を果たした。ダッシュ新潟も4分16秒88と、従来の記録を大幅に上回る記録で2位に入った。

そのほかは接戦のレースも多く、男子200m個人メドレーでは1位から3位までが立ったの100分の4秒の間に収まるという激戦。そんな接戦を制したのは、内山拓海(鳥取・パジャ)で記録は2分01秒14。2位は2分01秒16で宮本一平(ガスワン/サイサン)。2分01秒18の3位だったのは、自衛隊の溝畑樹蘭であった。

男子50m平泳ぎは27秒68で村松優樹(さわかみ財団/スウィン大宮)が優勝。2位の高田大志(白寿/近大クラブ)は27秒77、3位の西尾幸四郎(JFE京浜)が27秒84と僅差の勝負だった。

男子100mバタフライは松元克央(ミツウロコ/三菱養和SS)がただ一人51秒台をマークする、51秒99で優勝。2位の安江貴哉(新東工業東京)は52秒12、さらに3位の阪本祐也(富士防/大紀SS)は52秒22と、こちらもコンマ数秒差での決着となった。

女子100m自由形は五十嵐千尋(T&G)が55秒06で制し、50m、200mと合わせて今大会3冠を達成。女子100m背泳ぎは高橋美紀(林テレンプ)が1分00秒76で優勝し、渡部香生子(USM)も200m個人メドレーを2分14秒87で制して、それぞれ2冠を果たす。

男子400m自由形は先行する尾﨑健太(セントラルスポーツ)を松元が追いかける展開。ラスト、迫る松元を振り切って尾﨑が3分52秒32で優勝を飾った。松元は3分52秒48の僅差での2位となった。

男子200m平泳ぎは前半から瀬戸大也(TEAM DAIYA)と武良竜也(ミキハウス)が並んでレースを展開。最後まで僅差のまま接戦を繰り広げ、最後は瀬戸が逃げ切りの2分10秒46で勝利を収めた。武良は2分10秒88で2位に入った。

抜きつ抜かれつの好レースを見せたのは、最後を締めくくる男子4×メドレーリレー。鳥取・パジャが先行するも途中で自衛隊が逆転。その自衛隊にバタフライでミツウロコが迫る。ラスト350mでミツウロコがトップに立つも、自衛隊の高橋航太郎が再度逆転し、3分39秒74で自衛隊が優勝を飾った。ミツウロコは3分40秒80の2位となった。

総合優勝は男子が自衛隊、女子がJFE京浜となった。自衛隊は昨年に続いて2連覇、女子のJFE京浜は4連覇となった。