ソロテクニカルルーティンは廣田が、チームテクニカルルーティンではミキハウス東京ASCが優勝を飾る(第99回日本選手権水泳競技大会 アーティスティックスイミング競技)
[AS]1日目
リザルト:http://swim.seiko.co.jp/artistic/index.html
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今年大きく採点方法が変わったアーティスティックスイミング競技。バランスの良いルーティンを導入し、今までよりも結果を見やすく、分かりやすくすることを目指して行われたルール改正となっている。
改正の大きな特徴というのが、100点満点ではなくなった点である。各技に難易度と得点がつけられ、その合計点で争われるため、100ポイントを超えて200ポイント、世界では300ポイントを獲得する選手が登場してきた。
この新ルールでもって行われたのが、第99回日本選手権水泳競技大会アーティスティックスイミング競技だ。
選手たちにとってはルールも初、そして会場も東京アクアティクスセンターで初という初づくしではあったが、選手たちは3m水深のプールにも対応し、元気な演技を披露してくれた。
初日最初の種目は、ソロのテクニカルルーティン。規定要素はもとより、難易度の高い技を組み込むことが大事になるこのルーティンで、廣田樹(井村ASC)がエレメント得点も163.2375に加え、アーティスティックインプレッションでも80.6000と、どちらも出場選手のなかでトップの得点を獲得し、合計243.8375で2連覇を果たした。
また、2位には川瀬由華、3位には額田紗子と井村ASCが表彰台を独占した。
チームのテクニカルルーティンでは、その3人を有する井村ASC Aがアーティスティックインプレッションでは96.6500の最高得点をマーク。しかし、エレメント得点では高い難易度の技を組み込み、それを見事にこなしたミキハウス東京ACS Aが170.7084のエレメント得点を獲得。井村ASC Aはエレメント得点が154.4418と、ここで大きく差をつけられてしまい、ミキハウス東京ASC Aが合計261.8584で2018年以来のチーム種目での優勝を飾った。
井村ASC Aは合計251.0918で2位、3位にはアテナアクアメイツAが231.2959で入った。
日本選手権として初の単独種目となった男子ソロは、岩崎尽真(国士舘ASクラブ)が出場。高い表現力を生かした演技で、77.0500のアーティスティックインプレッションを獲得。合計151.6417をマークした。