ASアクロバティックで逆転銅メダル獲得
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[AS]Day4
ここまで金メダル3つと波に乗るAS日本代表、マーメイドジャパン。この日はソロフリーとアクロバティックの決勝が行われた。
アクロバティックは予選を4位で通過。ただ3位のウクライナともさほど大きな差はなく、十分に逆転できる位置につけていた。
その決勝、最初のアクロバティックで観客をグッと惹きつけた日本は、そのままの勢いで一気に泳ぎ抜ける。テーマにする『F1』そのままに、自分たちの力を出し切った。予選よりは得点を落とす220.5867ポイントではあったが、優勝した中国、2位のアメリカに次いで3位に入り、銅メダルを獲得した。
「チーム全員の力強さを最後まで感じながら泳ぐことができました。まだまだもっと高さを出したり、高い難易度の技に挑戦したりすることもできると思います。まだ種目はありますので、次も生を引き締めて頑張ります」(吉田萌)
「アクロバティック動作を一つひとつ確実にこなすことはもちろん、伸び伸びと演じることも大事にしたかった。最後まで、観客の皆さんの声援に後押しされて楽しく泳げました」(佐藤陽太郎)
乾友紀子と井村雅代コーチの二人三脚で臨む、ソロフリー予選。出場選手のほとんどがいくつの技でベースマーク判定されるなか、乾はさすがの安定感を披露。昨年のブダペスト大会で金を獲得した『オロチ』をテーマに、芸術性をおろそかにすることなく、高い難易度の技をこなして253.1853ポイントを獲得。2位には40ポイント近くの差をつけて決勝進出を決めた。
「今日は予選なので、確実性を重視して落ち着いて泳ぎました。テクニカルを終えて気持ちが吹っ切れたというか、フレッシュな気分で臨めたので、決勝もしっかり結果を残せるように頑張ります」(乾)
[水球]男子Day1
この日、女子に続いて水球男子が開幕を迎え、日本代表ポセイドンジャパンは強豪ハンガリーとの初戦を迎えた。
第1クオーター、いきなり2連続得点を挙げられてしまうが、髙田充、そしてカウンターから足立聖弥のゴールであっという間に同点に。
「前半は自分たちがやりたいプレーができていました」と塩田義法監督が話すように、相手を引き込み、うまくカウンターで得点を奪う展開に持ち込み、前半を7対6の1点差で終える。
後半も同様にカウンター中心で攻めていきたかったところだが、ハンガリーもカウンター対策でなかなか全員が上がってこない。少ない人数で攻められ、すぐにディフェンスに戻れる形を作られてしまう。そうなると、こちらがせめて外すと逆にカウンターを決められる厳しい展開になっていき、点差を広げられてゲームセット。最終的には16対8でハンガリーに敗れた。
「第3クオーターから細かいミスが増えたところをうまく突かれて攻め込まれてしまいました。同時に、こちらもパワープレーのところで、苦手とはいえ決めきれなかったことも良くなかった点です。次戦はひとり一人、もう一度しっかりと戦術を理解しながら攻めていけるように立て直していきたいと思います」(塩田ヘッドコーチ)
「前半が良かっただけに、悔しいですね。前半、同等に戦えたということは戦術的には悪くなかったと思います。チームは良い雰囲気で挑めているので、気持ちを切り替えて、次戦を獲っていきたいと思います」(鈴木透生主将)
「ケガもあって、自分のやりたいことがやれなかったな、と。ただ、プロとしてやっている以上言い訳はしたくないので、すぐに夜にみんなで今日の反省して、次戦は勝ちにいきます」(稲場悠介)