2023.07.20

ASデュエットフリーで銅メダル獲得 OWSはリレーで世界水泳選手権初の入賞を飾る

©フォート・キシモト

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スタートリスト&リザルト:https://www.omegatiming.com/sports-timing-live-results
World Aquatics HP:https://www.worldaquatics.com
大会公式HP:https://www.fina-fukuoka2022.org

[AS]Day7
乾友紀子のソロテクニカル、フリーの2大会連続2冠に沸くアーティスティックスイミング日本代表チーム、マーメイドジャパン。
AS種目のスケジュールも終盤に差しかかり、この日はデュエットフリーの決勝が行われた。テーマは『Black Panther』。安永真白、比嘉もえのふたりで、豹のような鋭さとしなやかさを表現。リズムに乗って、勢いのある演技を見せたふたりは、ベースマーク判定の技はなし。全ての技が認定され、金メダルを獲得したテクニカルに続き、249.5167で銅メダルを獲得した。

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「メダルのあるなしは大きく違うと感じています。このメダルはまだ実力で獲れたとは言えないと思います。誰が見ても、このデュエットが強い、と思ってもらえるようにこれからも技術力を磨いていきたいと思います」(安永)

「応援してくださる方々に格好いい姿を見せたい、という思いが力になったと思います。ベースマークを取られずに表彰台に乗れたのは自信になりました。でも、もっと追究していかないといけないと、という課題も見つかりました」(比嘉)

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また、チームフリーの予選が行われ、日本は『チェス』をテーマに、様々な隊形変化を取り入れた演目を披露。ハイブリッドがひとつベースマーク判定となってしまったが、アーティスティックインプレッションでは予選トップの中国に次ぐ125.1500をマークし、演技構成は高い評価を得た。結果としては293.4522の3位で決勝へと駒を進めた。

[飛込]Day7
この日は女子3m飛板飛込の予選と準決勝が行われ、榎本遼香と三上紗也可のふたりが2大会連続で決勝進出を狙う。
予選では最後の205Bだけ50ポイント台で、あとは安定して60ポイント台をマークしてきた三上は2位で決勝へ。
予選が2位だったとはいえ、下位とはさほど離れておらずプレッシャーの掛かる準決勝になることは予想されていた。そのなかで、三上は1ラウンド目の405Bで67.50をマークして好スタート。2ラウンド目、3ラウンド目も順調に決めて、高難易度の5154Bでも71.40を獲得。最後の205Bも67.50をマークして340.55の3位で決勝進出を決めた。

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「予選、準決勝と安定した演技ができてホッとしています。助走の部分だけを意識して臨むようにしました。明日の決勝は、今日と同じように自分の演技に集中して試合に臨みたいと思います」(三上)

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榎本は予選途中のミスが響き、後半に入って得点を伸ばせず。合計232.80で予選34位という結果となった。

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[水球]女子Day3
ニュージーランド、ハンガリーと2敗して迎える、予選リーグ最終戦はカナダ。大本洋嗣ヘッドコーチは「超守備型のチーム。そこをどう切り崩すかがポイント」と話していた。そのためにもリードした状態で試合を展開したかったが、第1クオーターで先制したのはカナダ。その後立て続けに失点し、第1クオーターで5対1としてしまう。
こうなると、カナダが攻めてこないことでカウンターが出しにくくなり、日本のリズムが掴めない。第3クオーター前、ハーフタイムで大本洋嗣ヘッドコーチは「修正しよう」とポストディフェンスを組み込むことで少しずつ勢いを取り戻した日本。一時は3点差まで詰め寄るがそこからが続かず試合終了。17対12でカナダに敗北し、明後日からは順位決定戦に回ることになった。

「前半で自分たちのリズムが乗れないまま試合が進んでしまいました。ニュージーランド戦と同じようにセンターからやられてしまったので、そこをしっかり修正して残りの試合に臨みます」(稲場朱里主将)

[OWS]Day4
シーサイドももち海浜公園で行われてきたOWS種目も、とうとう最終種目。4×1500mのリレーが行われた。この種目は男女それぞれ2人ずつの合計4人でリレーする競技。日本は蝦名愛梨、辻森魁人、梶本一花、古畑海生の若手4人で挑む。
この日の海のコンディションはかなり悪く、全く凪いでいた個人種目のときとは異なり、風も強く波もかなり高い状況。そんななか、第1泳者の蝦名が中盤で踏ん張る14位で辻森につなぐと、辻森は7位にまで順位をジャンプアップさせる。続く梶本も慣れない荒れた海に苦しむも、トップから1分43秒差の10位で粘って最終泳者の古畑につなぐ。
古畑は早速順位を9位に上げ、8位のアメリカを交わすと、前にスペインが見えた。「もしかしたらもう一人届くかも」とスパートをかけて最後の直線で逆転。トップから3分07秒3差の1時間13分38秒5で7位入賞を果たした。OWS競技では、世界水泳選手権初の入賞を飾り、最後のレースを締めくくった。

「率直にうれしいです。とにかく前に食らいついて、なるべく前が見える状態で辻森選手につなげたいと思って泳ぎました。何が必要か課題が見えたので、これからしっかりと強化していきます」(蝦名)

「初めての世界水泳で力を合わせて目標達成できてとてもうれしいです。2泳の僕の役目は、ここで入賞圏内にまで順位を押し上げたかったので良かったです。皆さんの応援が力になりました」(辻森)

「個人では届かなかったんですけど、リレーでこうして入賞することができてすごくうれしいです。個人は全然でしたが、またしっかりトレーニングしよう、と今はやる気に満ちあふれています」(梶本)

「応援の声がすごく聞こえて、普段よりも力を出すことができました。最後にもうひとり(スペイン)、ギアを上げることで抜くことができてよかったです。今回で入賞を経験できたことは、自信につながりました」(古畑)