競泳で日本学童記録が誕生 飛込もジュニア選手たちが華麗なダイブを披露した[第46回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会]
スタートリスト&リザルト(競泳):http://swim.seiko.co.jp/2023/S70601/index.htm
スタートリスト&リザルト(飛込):http://swim.seiko.co.jp/diving/2023/05/jp/index.html
スタートリスト&リザルト(水球):https://swim.or.jp/tournament/35140/
[競泳]1日目
ジュニアスイマーたちの祭典が、東京アクアティクスセンターで初開催を迎えた。初日は10歳以下区分、11〜12歳区分の種目が中心に行われ、7つの大会新記録と1つの日本学童記録が誕生した。
日本学童記録は、予選に樹立されたもの。11〜12歳区分女子100mバタフライで、塩入澪(イトマン)が前半29秒04の折り返しから後半の強さを発揮し、1分01秒43の日本学童新記録を樹立。7月に自身が更新した記録を100分の4秒更新した。
決勝でも記録更新に期待がかかったが、惜しくも届かず。それでも1分01秒73で中学生たちを倒し優勝を果たした。
塩入は同区分女子200m個人メドレーにも出場。こちらも2分17秒15で、従来の記録を1秒以上縮める大会新記録を樹立して優勝を飾り、この日だけで2冠を達成した。
また、11〜12歳区分男子50m背泳ぎの予選で27秒39の大会新記録を樹立していた濵口敬(コナミ東加古川)は、決勝でさらに記録を更新。27秒19まで記録を伸ばして優勝した。
同区分男子100mバタフライ予選は、加瀬煌空(セントラル新川崎)が57秒84の大会記録を更新。決勝では少し記録を落としてしまったが、58秒14で優勝を飾った。
また、11〜12歳区分男子4×50mリレーで1分44秒53の大会記録を更新したのは、コナミ西葛西。決勝では予選の記録にあと0秒26足りなかったものの、2位以下に3秒以上の差をつける圧倒的な強さを見せ、正木海翔、井上蓮、矢﨑薫、山賀一仁の4人で1分44秒79をマークして優勝を果たした。
11〜12歳区分男子100m自由形は、池田英心(滑川SC)が53秒22の大会新記録を樹立して優勝。従来の記録を0秒46更新する記録であった。また、池田は同区分100mバタフライにも出場し、加瀬に敗れたもののこちらでも59秒41と好タイムで2位に入った。
11〜12歳区分男子200m個人メドレーは、山﨑隼翔(藤村SS)が2分10秒58と、2位以下に4秒以上の大差をつけ勝利。続く男子50m平泳ぎにも出場した山﨑は、こちらは30秒15の大会新記録を樹立しての優勝を果たしてこの日2冠を達成した。
[飛込]1日目
飛込競技は、大阪府Asue大阪プールで開幕を迎えた。
初日は9〜11歳区分男子1m飛板飛込、12〜13歳区分女子高飛込、14〜15歳区分男子3m飛板飛込の予選と決勝、そして16〜18歳区分女子高飛込の予選と決勝の競技が行われた。
9〜11歳区分男子1m飛板飛込は、浜だ晃希(高知SC)が1ラウンド目の103Bで36.55のラウンドトップの得点を獲得。2ラウンド目以降も安定した演技を続けた浜田は、後半に追い上げてきた早川真優(小松DC)を振り切り、224.50ポイントで優勝を果たした。早川は221.35とあとわずかに届かず2位となった。
12〜13歳区分女子高飛込は、3ラウンド目の201Bでミスがあり得点を大きく下げてしまったが、ほかは大きなミスなくこなした千葉優奈(郡山DC)が242.40で優勝。2位には、一時順位を10位にまで下げた加藤梨央奈(長岡DC)が後半に得点を伸ばして230.70で入った。
14〜15歳区分男子3m飛板飛込は、予選の制限選択飛5ラウンドの合計得点と、決勝の自由選択飛4ラウンドの合計得点で争われる。
予選の自由選択飛でトップの得点をマークしていた石沢遥斗(長岡DC)は、決勝の1ラウンド目の107Bでミスがあるも、2ラウンド目から立て直して204.10を獲得。合計418.25ポイントとして、全国中学で敗れたこの種目で雪辱を果たす優勝を飾った。
16〜18歳区分女子高飛込決勝では、この種目でインターハイを制覇している佐々木音華(米子DC)が、今大会でも強さを発揮。予選の制限選択飛4ラウンドの合計は167.85の2番手だったが、決勝で飛んだ自由選択飛でミスはあったものの、60ポイントオーバーの演技を2本飛び、合計得点を389.00として優勝を果たした。
[水球]1日目
京都府・京都アクアリーナで行われているのは水球競技。
水球は12歳以下男女のA区分、15歳以下男子のB区分、15歳以下女子のC区分、そして18歳以下女子のE区分の4つの区分に分かれて競技が行われている。
予選方法は、A区分とC区分がリーグ戦、B区分は予選トーナメントが行われたあとに2次予選を行う。E区分は予選トーナメントのあと、決勝トーナメントが行われる方式となっている。
初日はA区分が12試合、B区分、C区分とE区分が8試合の、合計36試合の予選が行われた。