2023.09.01

男子1mは伊熊が制し女子3mは三上が優勝[第99回日本選手権水泳競技大会 飛込競技]

男子1m飛板飛込/伊熊扇李(日本体育大学) ©フォート・キシモト

女子3m飛板飛込/三上紗也可(日本体育大学/米子DC) ©フォート・キシモト

男子3mシンクロ/寺内健・坂井丞(ミキハウス) ©フォート・キシモト

女子3mシンクロ/馬淵優佳(ミキハウス)・榎本遼香(栃木トヨタ/NSP宇都宮) ©フォート・キシモト

男子1m飛板飛込表彰式 ©フォート・キシモト

女子3m飛板飛込表彰式 ©フォート・キシモト

男子3mシンクロ/寺内健・坂井丞(ミキハウス) ©フォート・キシモト

男子3mシンクロ表彰式

女子3mシンクロ/馬淵優佳(ミキハウス)・榎本遼香(栃木トヨタ/NSP宇都宮) ©フォート・キシモト

寺内健(ミキハウス)引退セレモニー ©フォート・キシモト

男子3mシンクロ/寺内健・坂井丞(ミキハウス) ©フォート・キシモト

リザルト:http://swim.seiko.co.jp/diving/2023/08/jp/index.html

[飛込]Day1
栃木県宇都宮市・日環アリーナ栃木で開幕を迎えたのが、第99回日本選手権水泳競技大会飛込競技。

初日は男子1m飛板飛込、女子3m飛板飛込、そして男女の3mシンクロが行われた。

男子1m飛板飛込では、少しずつ演技にダイナミックさが出てきた伊熊扇李(日本体育大学)が、1mでも難易度を3.0オーバーで揃え、2位以下に40ポイント以上の差をつける357.30ポイントで優勝を飾った。

男子1m飛板飛込/伊熊扇李(日本体育大学) ©フォート・キシモト

女子3m飛板飛込は、予選はハードルのミスもあり2番手だったが、決勝では2ラウンド目の107Bでトップに立った三上紗也可(日本体育大学/米子DC)。だが、予選好調だった榎本遼香(栃木トヨタ/NSP宇都宮)も粘りを見せ、4ラウンドが終わった時点で、トップの三上とは0.05差という接戦に。最終ラウンド、先に演技を行った三上は、5154Bをミスなく飛びきって68.00ポイントを獲得。一方、205Bを飛んだ榎本は三上よりも演技の完成度は高かったが、難易度の差もあり66.00ポイントに留まり決着。三上が341.65ポイントで優勝を果たし、榎本は339.60の2位となった。

女子3m飛板飛込/三上紗也可(日本体育大学/米子DC) ©フォート・キシモト

男子3mシンクロでは、この大会で引退を表明している大ベテランの寺内健(ミキハウス)と坂井丞(ミキハウス)のペアが、有終の美を飾る演技を披露。制限選択飛2ラウンドで100ポイントオーバーをマークすると、305B以外はすべて70ポイント後半を獲得するハイレベルな演技を見せ、393.45ポイントで優勝を飾った。

男子3mシンクロ/寺内健・坂井丞(ミキハウス) ©フォート・キシモト

女子3mシンクロは公開競技ではあったが、2チームが出場。3m飛板飛込の2位と3位のペアである、榎本と馬淵優佳(ミキハウス)が259.80で1位の得点を獲得した。

女子3mシンクロ/馬淵優佳(ミキハウス)・榎本遼香(栃木トヨタ/NSP宇都宮) ©フォート・キシモト

大会終了後、1996年から日本代表として飛込界を牽引し続け、一度の引退、そして復帰を経てリオデジャネイロ五輪、東京五輪の舞台にも立った寺内の引退セレモニーが行われ、多くの選手たちに祝福されて競技人生にピリオドを打った。

寺内健(ミキハウス)引退セレモニー ©フォート・キシモト