2023.09.03

インカレ最終日に競泳・水球・ASでそれぞれ総合優勝校が決定[第99回日本学生選手権水泳競技大会]

選手権獲得校 ©フォート・キシモト

男子選手権獲得校/明治大学 ©フォート・キシモト

女子選手権獲得校/中京大学 ©フォート・キシモト

水球男子選手権獲得校/日本体育大学 ©日本水泳連盟

水球女子選手権獲得校/秀明大学 ©日本水泳連盟

女子50m自由形/今牧まりあ(早稲田大学) ©フォート・キシモト

男子50m自由形/須田悠介(明治大学) ©フォート・キシモト

女子50m自由形表彰式 ©フォート・キシモト

男子50m自由形表彰式 ©フォート・キシモト

女子100mバタフライ/廣下菜月(中京大学) ©フォート・キシモト

男子100mバタフライ/寺門弦輝(日本大学) ©フォート・キシモト

女子100mバタフライ表彰式 ©フォート・キシモト

男子100mバタフライ表彰式 ©フォート・キシモト

女子200m平泳ぎ/石原愛依(神奈川大学) ©フォート・キシモト

男子200m平泳ぎ/廣島偉来(明治大学) ©フォート・キシモト

女子200m平泳ぎ表彰式 ©フォート・キシモト

男子200m平泳ぎ表彰式 ©フォート・キシモト

女子4×200mリレー/近畿大学 ©フォート・キシモト

男子4×200mリレー/日本大学 ©フォート・キシモト

女子4×200mリレー/中京大学 ©フォート・キシモト

女子4×200mリレー/早稲田大学 ©フォート・キシモト

女子4×200mリレー/近畿大学 ©フォート・キシモト

男子4×200mリレー/近畿大学 ©フォート・キシモト

男子4×200mリレー早稲田大学 ©フォート・キシモト

男子4×200mリレー/日本大学 ©フォート・キシモト

閉会式 ©フォート・キシモト

男子選手権獲得校/明治大学 ©フォート・キシモト

女子選手権獲得校/中京大学 ©フォート・キシモト

学生委員会関東支部実行委員長 櫻井美波(立教大学) ©フォート・キシモト

水球女子2位/東京女子体育大学 ©日本水泳連盟

水球女子3位/日本体育大学 ©日本水泳連盟

水球男子2位:筑波大学 ©日本水泳連盟

水球男子3位/専修大学 ©日本水泳連盟

水球女子4位/早稲田大学 ©日本水泳連盟

水球男子4位/中央大学 ©日本水泳連盟

リザルト(競泳):http://swim.seiko.co.jp/2023/S70401/index.htm
リザルト(水球):https://swim.or.jp/tournament/35143/
リザルト(AS):https://swim.or.jp/tournament/35397/
大会公式HP:https://www.swim-g.net/intercollege/

[競泳]Day4
熱戦が続き、会場も大いに盛り上がりを見せた第99回日本学生選手権水泳競技大会の競泳競技も最終日を迎えた。

女子50m自由形は、最後まで横一線。タッチ差でこの勝負を制したのは今牧まりあ(早稲田大学)だった。記録は25秒24。2位には松本信歩(早稲田大学)が25秒30で入り、早稲田大学がワンツーフィニッシュを飾る。

女子50m自由形/今牧まりあ(早稲田大学) ©フォート・キシモト

男子50m自由形は、残り15m過ぎからスルスルと前に出始めた須田悠介(早稲田大学)がそのままトップでフィニッシュ。22秒38で初優勝を果たした。

男子50m自由形/須田悠介(明治大学) ©フォート・キシモト

女子100mバタフライ決勝では、大会3日目のメドレーリレーのラップで57秒台を叩き出していた廣下菜月(中京大学)が、前半から攻める展開に。後半、残り15mからも失速することなく泳ぎ切った廣下は57秒69の大会新記録で初優勝を飾り、ガッツポーズを繰り返した。

女子100mバタフライ/廣下菜月(中京大学) ©フォート・キシモト

男子100mバタフライは、前半は4番手で折り返した寺門弦輝(日本大学)が、得意な後半にその強さを発揮して一気に3人を抜き去り、51秒65の好タイムで優勝を果たし、全身で喜びを表現した。

男子100mバタフライ/寺門弦輝(日本大学) ©フォート・キシモト

女子200m平泳ぎの決勝は、誰が勝ってもおかしくない展開に。前半から攻めたのは個人メドレーを得意とする石原愛依(神奈川大学)と黒部和花(日本大学)のふたり。100mから150mで黒部を引き離した石原が、ラスト50mでさらにその差を広げるようにしてフィニッシュ。2分25秒15で優勝を飾った。

女子200m平泳ぎ/石原愛依(神奈川大学) ©フォート・キシモト

男子200m平泳ぎでは、100mでトップに立った廣島偉来(明治大学)が、150mまでに身体ひとつのリードを奪う。ラスト50mもテンポを落とさず泳ぎ切り、2分09秒40で優勝を勝ち取った。

男子200m平泳ぎ/廣島偉来(明治大学) ©フォート・キシモト

女子4×200mリレーは抜きつ抜かれつの展開に。序盤でリードを奪ったのは、第2泳者に池本凪沙を置いた中央大学。そのまま逃げ切りたかったが、2番手につけていた早稲田大学の第3泳者の船越彩椰が身体ひとつのリードを奪ってアンカーにつなぐ。小原天寧が逃げ切りたかったが、ここでスルスルと上がってきたのはセンターレーン、近畿大学の難波実夢。難波リードでラスト50mの勝負に入ると、ここで奮起したのが小原。一度は身体半分ほど引き離されたが再度食らいつき、ラストはタッチ勝負にまで持ち込むも難波が逃げ切り勝利。近畿大学が8分03秒25で優勝、早稲田大学が8分03秒47で2位に入った。

女子4×200mリレー/近畿大学 ©フォート・キシモト

最後を締めくくる男子4×200mリレーは、日本大学の本多灯が1分47秒46のトップを獲ると、柳本幸之介も1分47秒06の好タイムで引き継ぐ。寺門弦輝、そして瀬良紘太とつないで7分12秒81で逃げ切り優勝を果たした。

男子4×200mリレー/日本大学 ©フォート・キシモト

全ての競技を終え、学校対抗得点結果が発表された。
男子は明治大学が474.5点で選手権獲得校となり、女子は中京大学が358.0点で選手権獲得校となった。

選手権獲得校 ©フォート・キシモト

総合成績は以下の通り。
・男子
優勝:明治大学 474.5点
準優勝:日本大学 397.0点
3位:早稲田大学 337.0点
4位:近畿大学 265.5点
5位:中京大学 234.0点
6位:中央大学 219.0点
7位:東洋大学 175.0点
8位:法政大学 143.0点

・女子
優勝:中京大学 358.0点
準優勝:近畿大学 294.0点
3位:神奈川大学 291.0点
4位:法政大学 270.0点
5位:早稲田大学 252.0点
6位:東洋大学 148.0点
7位:同志社大学 148.0点
8位:明治大学 146.0点
※東洋大学と同志社大学はリレーの得点差による

[水球]Day3
神奈川県・横浜国際プールで行われていた水球競技も最終日。男女それぞれ決勝戦と3位決定戦が行われた。

男子決勝は日本体育大学対筑波大学。第1クオーターは3対3の同点の立ち上がり。第2クオーターに入ると、日本体育大学が5点を獲得。筑波大学も食い下がるがここで2点差をつけられる。後半に入って第3クオーターでは攻めあぐねる筑波大学に対し、チャンスをものにして得点を積み重ねた日本大学がここで5点差をつける。最終クオーターで筑波大学が追い上げるも、日本体育大学も負けじと点を奪い返して試合終了。14対10で日本体育大学が、26年連続47回目の優勝を果たした。

水球男子選手権獲得校/日本体育大学 ©日本水泳連盟

専修大学対中央大学の男子3位決定戦は、序盤から主導権を奪った専修大学が終始中央大学を圧倒。17対5で専修大学が勝利して3位を獲得した。

女子決勝戦は、東京女子体育大学対秀明大学。攻撃的に攻め続ける秀明大学は第1クオーターから第3クオーターまで7点ずつ積み重ねていき、第3クオーターまでで21得点を挙げる。東京女子体育大学も食らいつきたいが、秀明大学のディフェンスに弾かれて思うように点を重ねられない。最終クオーターもさらに3点を上積みした秀明大学が8対24で優勝を飾った。

水球女子選手権獲得校/秀明大学 ©日本水泳連盟

女子3位決定戦は日本体育大学と早稲田大学の対戦。日本体育大学の猛攻を早稲田大学がよく防ぎ、第3クオーターの時点で早稲田大学が5対7と2点のリードを奪う。逃げ切りたかった早稲田は2点を挙げるが、日本体育大学が4得点を奪い同点に持ち込んで試合終了。勝敗はペナルティーシュート戦に委ねられた。最終的に、3対1で日本体育大学が早稲田大学を下し3位に入った。

・男子
優勝:日本体育大学
準優勝:筑波大学
3位:専修大学
4位:中央大学

・女子
優勝:秀明大学
準優勝:東京女子体育大学
3位:日本体育大学
4位:早稲田大学

[AS]Day1
アーティスティックスイミングのインカレは通称『マーメイドカップ』として開催されている。今回は神奈川県・横浜国際プールで開催。

マーメイドカップはソロ、デュエットのフリー、そしてチームはエキシビションとして行われた。

ソロフリーは世界水泳選手権のミックスデュエットで金メダルを獲得した佐藤友花(筑波大学)が難易度の高い演技を披露し、ベースマーク判定もなく、141.8313のエレメント得点を獲得。アーティスティックインプレッションこそ和田彩未(早稲田大学)に0.1ポイント及ばなかったものの、実力者らしい演技で合計227.1813ポイントで優勝を飾った。和田は212.5188の2位に入った。

デュエットフリーでは、ソロを制した佐藤が、佐藤陽太郎(筑波大学)との世界水泳選手権ミックスデュエットペアで出場。ハイブリッドで2つのベースマーク判定を受け、エレメント得点が107.0937と伸びず。アーティスティックインプレッションはずば抜けて高い86.7999を獲得し、レベルの高さを見せつけた。
そんな佐藤姉弟ペアを抑えて優勝したのは、同志社女子大学の廣田樹、廣田憩のこちらは姉妹ペアだった。エレメント得点で137.3730の高得点をマーク。アーティスティックインプレッションは佐藤姉弟ペアに5ポイント及ばないも、合計219.0730を獲得して優勝を飾った。

2チームの出場だったチーム。デュエットを制した廣田姉妹を有する同志社女子大学が182.2271を獲得して1位に。また、佐藤友花、陽太郎がいる筑波大学は168.7168ポイントで2位という結果となった。

AS競技の学校対抗得点結果は、ソロを制し、デュエットとチームで2位を獲得した筑波大学が選手権獲得校となった。

優勝:筑波大学
準優勝:同志社女子大学
3位:中京大学
4位:早稲田大学
5位:追手門学院大学
6位:国士舘大学
7位:日本大学
8位:立命館大学