水球は男子は三重県、女子は千葉県が勝利[燃ゆる感動 かごしま国体/飛込・水球]
大会公式HP:https://kagoshimakokutai2020.jp
リザルト(飛込):http://swim.seiko.co.jp/diving/2023/07/jp/index.html
リザルト(水球):https://kirokukensaku.net/5NS23/discipline_040_20230917.html
[飛込]Day3
かごしま国体の飛込競技も最終日を迎え、この日は成年女子3m飛板飛込と成年男子高飛込の2種目が行われた。
女子3m飛板飛込は、1ラウンド目こそ2番手だったが、2ラウンド目の107Bでトップに立った三上紗也可(鳥取県)が、3ラウンド目以降は調子を取り戻し、305Bでは72.00を獲得。また最後の5154Bでも78.20の高得点をマークし、327.50で1位に輝いた。
2位には、世界水泳選手権代表の榎本遼香(栃木県)が277.60で続き、3位には高飛込で1位となった金戸凜(東京都)が236.65で入った。
男子高飛込では、最後に逆転劇が待っていた。西田玲雄(大阪府)が1ラウンドの307Cで76.50を獲得してトップに立つも、2ラウンド目の207Bでミス。変わって1位になったのが伊藤洸輝(滋賀県)。さらに3ラウンド目に入ると、今度は207Cで82.50の高得点を獲得した金戸快(東京都)がトップに。5ラウンド目まで1位をキープしていたが、なんと最後の407Cで大きくミスをしてしまい41.60と得点を下げてしまう。そのすぐ後の演技順だった西田は、6245Dの最も得意とする逆立ち技で入水まで決めて79.20を獲得し逆転。30ポイント近くあった差をひっくり返し、409.50で1位を獲得した。2位には大きなミスなく得点を揃えた伊藤が404.05で入り、金戸は400.95の3位となった。
これで飛込競技は全ての競技を終了。飛込の団体得点順位は、総合で茨城県がトップ。高知県が2位、石川県が3位となった。一方で女子総合は高知県が1位、群馬県と福岡県が同率で2位という結果であった。
[水球]Day4
水球競技の最終日は男女それぞれ3位決定戦と決勝戦の2試合ずつが行われた。
男子決勝戦は三重県対神奈川県の戦いとなった。第1クオーター、三重県が3点を挙げて1点のリードを奪う。追う展開となった神奈川県は、第2クオーターで何とか食らいついて点差変わらず前半を終える。ただ、第3クオーターで三重県がリードを広げると、神奈川県は最後まで三重県の勢いを止めることができず。最後は3点の差をつけられ、12対9で三重県が勝利。かごしま国体1位を獲得、神奈川県が2位となった。
女子決勝は、千葉県対京都府。第1クオーターには京都府に得点を与えず、千葉県が3得点を挙げる。第2クオーターも順調に得点を積み重ねた千葉県が、前半で4点のリードを奪う。だが、京都府は後半に入って
一気に勢いを加速。第3クオーターで8点を獲得し、千葉県に1点差に詰め寄った。勝負の最終クオーターは、千葉県が一気に攻め込み得点して点差を広げる。京都府も粘るが中に入らせてもらえずシュートを打たされてしまう。結果、千葉県が19対16で京都府を下し、2年連続2回目の1位となった。
男子3位決定戦は東京都対京都府の対戦。前半から両者点の奪い合いとなったこの試合。京都府が7点、東京都は5点を挙げる。第2クオーターに入ると、京都府が流れに乗って点を積み重ね、前半終了時点で7対14とする。後半も京都府は井上皆を中心に得点を積み重ねていき、最後は14対23で京都府が勝利し3位を勝ち取った。
鹿児島県対新潟県の女子3位決定戦。第1クオーターからキャプテンの有馬優美の連続得点から5点を奪う。新潟は第3クオーターに鹿児島県を抑えて4点を獲得して点差を詰めたが、最終クオーターでも鹿児島県の猛攻は止まらず。結果、鹿児島県が14対8で勝利し3位、新潟県が4位となった。