2023.10.22

今大会の最優秀選手には青木と川本が選ばれた[第65回日本選手権(25m)水泳競技大会]

最優秀選手(JOC杯)/青木玲緒樹(ミズノ)・川本武史(TOYOTA)

女子100m自由形/神野ゆめ(中京大学) ©フォート・キシモト

男子100m自由形/松元克央(ミツウロコ/三菱養和SS) ©フォート・キシモト

女子100m自由形表彰式 ©フォート・キシモト

男子100m自由形表彰式 ©フォート・キシモト

女子50m平泳ぎ/鈴木聡美(ミキハウス) ©フォート・キシモト

男子50m平泳ぎ/谷口卓(中京大学) ©フォート・キシモト

女子100m背泳ぎ/白井璃緒(ミズノ) ©フォート・キシモト

男子100m背泳ぎ/佐藤佑亮(イトマンアビコ/太成学院大高校) ©フォート・キシモト

女子50m平泳ぎ表彰式 ©フォート・キシモト

男子50m平泳ぎ表彰式 ©フォート・キシモト

女子100m背泳ぎ表彰式 ©フォート・キシモト

男子100m背泳ぎ表彰式 ©フォート・キシモト

女子200m個人メドレー/大橋悠依(イトマン東進) ©フォート・キシモト

男子200m個人メドレー/松下知之(スウィン宇都宮/宇都宮南高校) ©フォート・キシモト

女子100mバタフライ/相馬あい(ミキハウス) ©フォート・キシモト

男子100mバタフライ/川本武史(TOYOTA) ©フォート・キシモト

女子200m個人メドレー表彰式 ©フォート・キシモト

男子200m個人メドレー表彰式 ©フォート・キシモト

女子100mバタフライ表彰式 ©フォート・キシモト

男子100mバタフライ表彰式 ©フォート・キシモト

女子400m自由形/難波実夢(JSS/近畿大学) ©フォート・キシモト

男子400m自由形/松元克央(ミツウロコ/三菱養和SS) ©フォート・キシモト

女子200m平泳ぎ/加藤心冨(スウィン鴻巣/春日部共栄高校) ©フォート・キシモト

男子200m平泳ぎ/渡辺一平(TOYOTA) ©フォート・キシモト

女子400m自由形表彰式 ©フォート・キシモト

男子400m自由形表彰式 ©フォート・キシモト

女子200m平泳ぎ表彰式 ©フォート・キシモト

男子200m平泳ぎ表彰式 ©フォート・キシモト

リザルト:http://swim.seiko.co.jp/2023/S70702/index.htm

[競泳]Day2
東京アクアティクスセンターで短水路の試合としては初開催となった、第65回日本選手権(25m)水泳競技大会の最終日も、見応えのあるスピードレースが繰り広げられた。

女子100m自由形はスプリンターの神野ゆめ(中京大学)が、前半は少し力を溜めるようなレース展開を見せ、50mを過ぎてからスッと前に出てリードを奪って53秒41で優勝を飾った。

女子100m自由形/神野ゆめ(中京大学) ©フォート・キシモト

男子100m自由形では初日に50mと200mを制した松元克央(ミツウロコ/三菱養和SS)が、この100mでも強さを発揮。50mをターンしてから一気に前に出ると、周りの追い上げを振り切って47秒12で優勝。

松元は男子400m自由形にも出場し、こちらは先行する渡邊天馬(イトマン近大)をラストスパートで捉えて、3分40秒79で逆転優勝を果たし、これで松元選手は4冠を達成した。
「会社の方々も応援に来てくれているので、出る種目4つ、全部勝つつもりで泳ぎました。作戦通りの泳ぎができました」(松元)

男子400m自由形/松元克央(ミツウロコ/三菱養和SS) ©フォート・キシモト

女子50m平泳ぎは、長水路で同種目の日本記録を更新した鈴木聡美(ミキハウス)が、今大会でも高いスピード能力を見せ29秒79で優勝を飾った。

男子50m平泳ぎは、25mのターン後に頭ひとつ抜け出した谷口卓(中京大学)が、26秒05の短水路日本学生新記録を樹立。これで谷口は100mと合わせて2冠を達成した。

「25秒台しか見ていなかったので悔しいですが、2冠はとてもうれしいですし、次につながるレースができたと思います」(谷口)

男子50m平泳ぎ/谷口卓(中京大学) ©フォート・キシモト

女子100m背泳ぎは後半にスルスルと伸びてきた白井璃緒(ミズノ)が、ひとり56秒台をマークする56秒93で優勝し、今大会2冠を果たした。

男子100m背泳ぎは、75mのターン後のバサロキックで頭ひとつのリードを奪い、高いスピード能力を見せつけた佐藤佑亮(イトマンアビコ/太成学院大高校)が、50秒77の短水路日本高校新記録で初優勝を飾った。
「接戦になるのはわかっていたので、自分のレースに集中しました。ずっとこの高校記録は出したかったのでうれしいです」(佐藤)

男子100m背泳ぎ/佐藤佑亮(イトマンアビコ/太成学院大高校) ©フォート・キシモト

女子200m個人メドレーは前半のバタフライ、背泳ぎで大橋悠依(イトマン東進)が先行し1分00秒00でターン。400mを制した成田実生(金町SC)が最後の自由形で一気にその差をつめてきたが、大橋が辛くも逃げ切って2分07秒28で優勝。成田は100分の6秒差で届かず、2分07秒34の2位となった。

男子200m個人メドレーは大接戦のレースとなった。まずバタフライで先行したのは、400mを制した松下知之(スウィン宇都宮/宇都宮南高校)。背泳ぎに入ると松本周也(ひまわりNW)がトップに立ち、平泳ぎで宮本一平(ガスワン/サイサン)が2番手に浮上。そして最後の自由形で、牧野航介(東洋大学)も加えた4人が横並びでフィニッシュ。最後の競り合いを制したのは、松下だった。1分53秒97で優勝を果たし今大会2冠。松本は100分の1秒差の2位、牧野が1分54秒36で3位に入った。

男子200m個人メドレー表彰式 ©フォート・キシモト

女子100mバタフライは50mを制した相馬あい(ミキハウス)が、後半に入っても衰えないスピードを見せて、56秒01で優勝を果たし、今大会2冠を達成した。

女子100mバタフライ/相馬あい(ミキハウス) ©フォート・キシモト

男子100mバタフライでも女子同様、50mを制した川本武史(TOYOTA)が見せる。ターン毎のドルフィンキックでしっかりと15m近くまで潜り、その度に周りとの差を広げる泳ぎで、49秒82の日本記録に迫る好記録で優勝。こちらも2冠を果たした。

女子400m自由形は、安定したレース展開を見せた難波実夢(JSS/近畿大学)が4分02秒15で優勝。難波はこれで800mと合わせて、自由形中長距離2冠を飾った。

女子200m平泳ぎは3冠を狙う鈴木がスタートしてすぐに飛び出すも、100mで高校3年生の加藤心冨(スウィン鴻巣/春日部共栄高校)がトップを奪う。加藤はそのまま後半の100mもトップを守り、2分20秒64で初優勝を果たした。

女子200m平泳ぎ/加藤心冨(スウィン鴻巣/春日部共栄高校) ©フォート・キシモト

男子200m平泳ぎでは、8レーンから渡辺一平(TOYOTA)が先行。後半に入って花車優(キッコーマン)、武良竜也(ミキハウス)が追い上げてくるも、渡辺が最後まで逃げ切って2分03秒25で優勝した。

全レース終了後、男女の最優秀選手が決定。女子は青木玲緒樹(ミズノ)に、男子は川本にそれぞれJOC杯が贈られた。

最優秀選手(JOC杯)/青木玲緒樹(ミズノ)・川本武史(TOYOTA)