2023.11.30

400m個人メドレーで本多が自己ベストを更新して優勝[ジャパンオープン2023(50m)]

男子400m個人メドレー/本多灯(イトマン東京/日本大学) ©フォート・キシモト

男子400m個人メドレー表彰式 ©フォート・キシモト

女子400m自由形/小堀倭加(あいおいニッセイ/相模原市水泳協会) ©フォート・キシモト

女子400m自由形表彰式 ©フォート・キシモト

女子50mバタフライ/廣下菜月(中京大学) ©フォート・キシモト

女子50mバタフライ表彰式 ©フォート・キシモト

男子50mバタフライ/川本武史(TOYOTA) ©フォート・キシモト

男子50mバタフライ表彰式 ©フォート・キシモト

男子100m自由形/Kyle Chalmers(AUS) ©フォート・キシモト

男子100m自由形表彰式 ©フォート・キシモト

女子100m平泳ぎ/青木玲緒樹(ミズノ) ©フォート・キシモト

女子100m平泳ぎ表彰式 ©フォート・キシモト

男子100m平泳ぎ/花車優(イトマン東京) ©フォート・キシモト

男子100m平泳ぎ表彰式 ©フォート・キシモト

ジャパンオープン2023開始式 ©フォート・キシモト

リザルト:http://swim.seiko.co.jp/2023/S70704/index.htm

[競泳]Day1
2023年最後を締めくくるレースとなるジャパンオープン2023(50m)が、東京アクアティクスセンターで開幕。初日は決勝が7レース行われた。

最初の決勝は女子400m自由形。3連覇を狙う難波実夢(JSS)を押さえて小堀倭加(あいおいニッセイ/相模原市水泳協会)がレースを牽引。300mを折り返してさらに差を広げた小堀が、4分08秒62で優勝を果たす。熾烈な2位争いを4分10秒37で制したのは、ラスト50mで難波を逆転した梶本一花(枚方SS/同志社大学)。難波は4分10秒55の3位となった。

女子400m自由形/小堀倭加(あいおいニッセイ/相模原市水泳協会) ©フォート・キシモト

「後半がまだ思うように泳げていないので、強みをもっと生かせるレースができるようにしたいと思います。3月の国際大会代表選手選考会では日本記録を目標にしっかり頑張っていきたい」(小堀)

女子50mバタフライは、タッチ差の勝負を廣下菜月(中京大学)が26秒05で制して優勝。2位には相馬あい(ミキハウス)が26秒12で、3番手には高校生の平井瑞希(ATSC.YW/日大藤沢高校)が26秒22で入り、スピードに定評のある3選手が表彰台に上がった。

女子50mバタフライ/廣下菜月(中京大学) ©フォート・キシモト

「0秒2、自己ベストを更新できたのでうれしいです。強化期間なのでスピードが出ない時期ではあるんですが、落ち着いて準備をしたことで記録が出せたと思います。まだまだ伸びしろがあると思うので、これからさらにレベルアップしたいと思います」(廣下)

男子50mバタフライは女子同様、こちらも横一線のレースに。25mを過ぎて頭1つスッと抜け出した川本武史(TOYOTA)が23秒26の好タイムで連覇を果たした。2位にはオーストラリアのMatthew Templeが23秒40で続き、3位は23秒52で水沼尚輝(新潟医療福祉大学職員)が入った。

男子50mバタフライ/川本武史(TOYOTA) ©フォート・キシモト

「スピードがここ最近出てきているのを感じていたので、タイムは出ると思っていました。100mでしっかりと結果を出さないといけないので、まずは50mで優勝できたことは次の100mに向けて良い流れができたと思います」(川本)

男子400m個人メドレーの決勝で、日本記録を上回るペースで飛び出したのは本多灯(イトマン東京/日本大学)。平泳ぎの時点で身体2つ分ほどのリードを奪った本多は、最後の自由形で松下知之(スウィン宇都宮/宇都宮南高校)に追い上げられるも最後まで逃げ切って4分09秒98で優勝を果たした。本多を追い詰めた松下は4分10秒98の2位、3位には山口哩駈(桃山学院大学)が4分12秒73で入った。

男子400m個人メドレー表彰式 ©フォート・キシモト

「9秒台がやっと出てホッとしています。背泳ぎまでに前に出て、最後の自由形でも粘って勝ちきれたのは良かったです。やるしかないって気持ちで泳ぎ切れました。初日から良いスタートを切れました」(本多)

リオデジャネイロ五輪金メダリスト、東京五輪でも銀メダルを獲得したKyle Chalmersが登場した男子100m自由形。スタートからリードを奪ったのはドイツのJosha Salchow。50mを折り返してスルスルと抜け出してきたChalmersは、75mでSalchowを逆転。48秒28で優勝を果たした。Salchowは48秒39の2位、3位には五味智信(ヨコハマSC/明治大学)が49秒00で入った。

男子100m自由形表彰式 ©フォート・キシモト

「ベストのタイムではありませんが、日本のトップ選手とレースができたことはとてもうれしいことでした。3回目の五輪になるので、まず代表になることを目標に残りの時間を過ごしていきます。ありがとうございます」(Chalmers)

そして男女の100m平泳ぎ決勝。女子は青木玲緒樹(ミズノ)が前半をただ一人30秒台で折り返す。後半に入り、Letitia Sim(シンガポール)が後半に追い上げて来るも、青木が逃げ切り1分06秒24で優勝。

女子100m平泳ぎ/青木玲緒樹(ミズノ) ©フォート・キシモト

「どういう状況でも1分05秒台は出したかったな、という思いはあります。でも予選からスタートの部分が修正できましたし、タイムも予選から上げて優勝ができたのでホッとしています」(青木)

男子は予選から59秒台をマークした好調の渡辺隼人(自衛隊)が50mでトップを奪うも、ラスト25mで花車優(イトマン東京)が逆転。59秒77で連覇を果たした。2位には1分00秒00で、1レーンから谷口卓(中京大学)が入り、渡辺は1分00秒08の3位となった。

男子100m平泳ぎ表彰式 ©フォート・キシモト

「優勝はできましたが、レースの甘さは課題です。後半、自分の持ち味を生かした泳ぎをしたいと思っていました。200mでは自分らしい泳ぎをして、ひとつでも良い順位を残したいと思います」(花車)