[競泳]5人の選手が派遣標準記録を突破してパリへの挑戦権獲得(国際大会代表選手選考会)
日本水泳連盟HP大会詳細:https://swim.or.jp/tournament/34671/
大会公式HP: https://japan-swim.com/
リザルト:http://swim.seiko.co.jp/2023/S70706/index.htm
[競泳]Day3
2日目には派遣標準記録を突破する若手選手の台頭に沸いた国際大会代表選手選考会。3日目も多くの選手が派遣標準記録を突破し、パリ五輪への挑戦権を手にした。
女子400m個人メドレーの決勝。成田実生(金町SC)と谷川亜華葉(イトマン近大)、そして大橋悠依(イトマン東進)の三つ巴の戦いになると予想されていたこの種目。この3人がバタフライから飛び出す展開に。平泳ぎまで拮抗した戦いが続き、勝負は最後の自由形へ。早速抜け出したのは成田。そこに谷川、大橋が食らいつくも、大橋は徐々に失速。成田と谷川が並んでフィニッシュし、4分35秒40の日本高校新記録を樹立して成田が勝利。
谷川も4分35秒60の自己ベストを更新して2位となり、ふたりが派遣標準記録を突破した。3位争いは、最後の最後に小堀倭加(あいおいニッセイ/相模原市水泳協会)が大橋を逆転し、3分36秒55のこちらもベストで3位となった。
男子200m自由形は、この種目の第一人者である松元克央(ミツウロコ/三菱養和SS)が、前半を50秒75で入る積極性を見せる。後半に入り少し疲れが見えたものの、粘り切って1分45秒29で派遣標準記録を突破。1位に輝いた。
男子100m背泳ぎ決勝では、前半から攻めるベテランの入江陵介(イトマン東進)をラスト25mで松山陸(銀座千疋屋)が逆転。53秒72の好タイムをマークして1位を勝ち取った。入江は54秒10の2位となった。
女子100m平泳ぎは、鈴木聡美(ミキハウス)と青木玲緒樹(ミズノ)のふたりが前半から積極的に攻める。鈴木は30秒42でターン。青木は30秒53で続く。最後までこのふたりは並んだままでレースを展開し、最後はタッチ差で鈴木が勝利。1分05秒91の自己ベスト更新に何度もガッツポーズを見せた。
青木も2位ながら1分05秒93をマークし、ふたりで派遣標準記録を突破する結果を残した。
女子200m自由形では白井璃緒(ミズノ)と池本凪沙(イトマン東京/中央大学)が先行し、それに牧野紘子(あいおいニッセイ/東京ドームS)が食らいつく展開。このレースで勝利を手にしたのは、前半を抑えていた小堀だった。100mの折り返し時点は7位だったものの、そこから徐々に前を行く3人に迫ると、ラスト10mで並んでタッチで逆転。1分58秒22で、400m個人メドレーに続く自己ベストで1位となった。
女子50mバタフライは、昨日の100mで1位を勝ち取った平井瑞希(ATSC.YW/日大藤沢高校)が、この日も高いスピード能力を見せて26秒05でこの種目も1位となり、今大会2冠を達成した。
女子100m背泳ぎ準決勝は、小西杏奈(ガスワン/サイサン)が1分00秒49のトップ通過を果たす。白井が2番手、3番手には高橋美紀(林テレンプ)となった。