[競泳]寺門が200mバタフライで逆転勝利 200m平泳ぎは渡辺が力を見せつける(国際大会代表選手選考会)
日本水泳連盟HP大会詳細:https://swim.or.jp/tournament/34671/
大会公式HP: https://japan-swim.com/
リザルト:http://swim.seiko.co.jp/2023/S70706/index.htm
[競泳]Day5
大会も後半戦に突入。5日目も見応え満載のレースが続いた。
女子100m自由形決勝。接戦が予想されたこの種目を54秒15で制したのは、池江璃花子(横浜ゴム/ルネサンス)。前半は池本凪沙(イトマン東京/中央大学)と神野ゆめ(中京大学)が先行し、身体半分ほどのリードを奪って50mを折り返すも、後半に池江が逆転して1位を獲得した。2位の池本との差は100分の5秒であった。
男子200mバタフライ決勝では、波乱が起こる。この種目の第一人者であり、2月の世界水泳選手権ドーハ2024では金メダルを獲得した本多灯(イトマン東京/日本大学)が、前半から快調に飛ばしていく。53秒55で折り返し、150mのターン時にも身体ひとつ分ほどのリードを保ったまま。しかし、ラスト50mになって猛追してきたのが寺門弦輝(セントラルスポーツ/日本大学)。175m付近で並びかけると、しばらく並泳したのち、タッチ差で寺門が逆転。1分54秒07の自己ベストで1位を獲得し、派遣標準記録を突破。本多は1分54秒18で2位ながらこちらも派遣標準記録を突破した。
男子200m平泳ぎ決勝は、まさに誰が勝ってもおかしくない展開のなか、渡辺一平(TOYOTA)が前半をリード。そこに花車優(イトマン東京)、深沢大和(東急/TSSあざみ野)、佐藤翔馬(東京SC)が続く。150mを折り返して、渡辺と花車がほぼ同時にターン。最後の50mもこのふたりがそのまま並んでレースを展開し、フィニッシュ。渡辺が2分06秒94で1位、2位には花車が2分07秒07で入り、ふたりで派遣標準記録を突破した。
女子1500m自由形決勝。蝦名愛梨(日本体育大学)、森山幸美(山本光学)、梶本一花(枚方SS/同志社大学)といった、OWSでも活躍する3選手がレースを牽引。途中、少しずつ抜け出した蝦名が逃げ切り、16分07秒00の自己ベストで勝負を制した。
男子100m自由形は、松元克央(ミツウロコ/三菱養和SS)が後半に入って強さを発揮。前半はリードを許すも、75mを過ぎたあたりから松元が前に出るとそのままフィニッシュ。48秒28で1位を獲得し、200m自由形と合わせて今大会2冠を達成した。
女子50m背泳ぎの決勝は、昨日の100mで悔しい思いをしていた高橋美紀(林テレンプ)が、高いスピード能力を発揮して28秒29で1位を勝ち取った。
そのほか、男子200m背泳ぎ準決勝は竹原秀一(東洋大学/はるおか赤間)が1分56秒63の好タイムでトップ通過。
女子200m平泳ぎ準決勝では、100mで1位を獲得した鈴木聡美(ミキハウス)がこの種目でも好調を維持。2分24秒59の1位で決勝に進出。
女子200mバタフライ準決勝は、三井愛梨(横浜サクラ/法政大学)が2分08秒42の1位で決勝進出を果たした。