2013.09.21
第89回日本選手権水泳競技大会 飛込競技第1日目
飛込の日本一を決める、第89回日本選手権水泳競技大会飛込競技。世界水泳選手権代表の坂井丞選手(日本体育大学)が、ひとり高さの違う演技を見せ、1m飛板飛込で「はじめてなので、自分でもビックリです」と、初の400点台をマーク。総合409.15点での優勝に笑顔を見せました。前半は少し入水が乱れたものの、「世界水泳選手権の入賞が自信になっている。落ち着いて演技ができるようになった」と言うとおり、後半に入ると4本目(107C)で75.00点、3本目(205C)で73.50点、最後の6本目(305B)には80.00点と立て続けに高得点でまとめました。
また、ロンドン五輪、バルセロナ世界水泳選手権代表の中川真依選手(石川DC)が決して得意ではない飛板飛込で、踏み切りから入水まで安定感のある演技を見せて女子3m飛板飛込を制しました。特に3本目の305Bでは、78.00点の高得点をマーク。明日の高飛込にも期待を持てる演技でした。
明日は先週の東京国体でも寺内健選手(ミキハウス)と坂井選手が熱戦を繰り広げた男子3m飛板飛込にも注目です。研ぎ澄まされた集中力。ほんの数秒間の激しい演技。「ノースプラッシュ」の美しさ。“静”と“動”と“美”を追求し、一瞬の勝負に情熱を注ぐ選手たちへのご声援をよろしくお願いいたします。