第55回日本選手権(25m)水泳競技大会 2日目
第55回日本選手権(25m)水泳競技大会2日目も、記録ラッシュだった1日目に引けを取らない記録が樹立されました。
1日目に100m個人メドレーで短水路日本新記録を出した渡部香生子選手(JSS立石)が、2日目には200m個人メドレーで従来の記録を1秒45も縮める2分6秒39で優勝。「体調も良かったですし、本番は4月ですから、今大会は楽しく泳げました。この冬場は本当にたくさん泳ぎました。その成果がこうして出ていますから、良い練習が積めています」と、冬場の強化に手応えを感じていました。
400m自由形では、前半から積極的にレースを展開した五十嵐千尋選手(横浜サクラ)が、4分00秒50で優勝し、10年ぶりに短水路日本記録を更新しました。「去年からずっと狙っていて、早く切りたいと思っていました。このままの勢いで4月を迎えられればと思います」と、笑顔を見せていました。
そして最終種目の男子200m平泳ぎ。昨日の100mに続き、50mでも短水路日本記録を更新しており、3つ目の更新に期待がかかります。前半から積極的なレースを見せて、100mのラップを58秒12で刻み、後半少し泳ぎが伸びるところはあったものの、2分02秒03の日本記録を樹立。すべて日本記録での3冠に小関選手は「うれしいですね」と顔をほころばせました。
今大会について「記録が3つ更新できたことは、自信になります」としながら、4月に向けては「日々の練習をきっちりこなしていきたいですね」と、気持ちを引き締めました。
今大会の優秀選手賞(JOC杯)は、平泳ぎ3種目で短水路日本記録を樹立した小関選手と、女子は100m、200m個人メドレーで短水路日本新記録を出した渡部選手が受賞しました。
2日目は、日本記録4、高校記録3が樹立され、2日間で日本記録が10、高校記録は6、中学記録が3の合計19個の新記録が生まれました。
雪をも解かす熱い戦いを繰り広げ、もう2年後に迫ったリオデジャネイロ五輪、6年後の東京五輪に向けて羽ばたく、トビウオたちに今後もご声援をお願いいたします。