【競泳】第12回パンパシフィック水泳選手権 第1日目
冬のオーストラリア・ゴールドコーストで始まった、第12回パンパシフィック水泳選手権。
午前中の予選は晴天のもとで行われましたが、午後は天気が一変し、決勝レース前に雨は上がりましたが、風が強く厳しいコンディションのなかで決勝レースがスタートしました。
トビウオジャパンの金メダル第1号は、100m背泳ぎの入江陵介選手でした。アメリカのマット・グレバーズを100分の7秒差でかわして53秒02での優勝に「もう少しタイムは出したかったけど、国際大会ではじめての金メダルを素直に喜びたい」と話しました。
入江選手に続き、金メダルを獲得したのは瀬戸大也選手。200mバタフライで、前半から積極的なレースを見せて、一度もトップを譲ることなく1分54秒92で優勝を飾りました。
「今回は狙って穫りにいった金メダルだったので、穫れてよかった。勝負強さを出せたかな、と思う。バタフライも自分の種目として、世界と戦っていきたい」
事前合宿から調子が上がらず、苦しんでいた星奈津美選手。しかし、予選から泳ぎを修正して2分06秒68で、バースデーに銀メダルを獲得しました。表彰式後のインタビューでは、「泳ぎのリズムが合わなかったなかで、予選から決勝までの短い時間でよく修正ができたなと思います」と、少しホッとした表情を見せました。
男子200m自由形では、萩野公介選手が最後まで地元オーストラリアのトーマス・フレーザーホームズ選手と接戦を演じ、最後はタッチ差で敗れましたが1分46秒08で銀メダルを獲得。
トビウオジャパン初日の結果は、金メダルが2つ、銀メダルが2つ。さい先の良いスタートを切りました。
メダルを獲得したゴールデンエイジの2人、萩野選手と瀬戸選手が得意とする400m個人メドレーが、明日行われます。残念ながら現地は雨の予報です。寒さと強い風の厳しいプールコンディションですが、熱いレースを見せてくれることに期待しましょう。
2年後のリオデジャネイロ五輪、そして6年後の東京五輪に向けて躍進を続けるトビウオジャパンへのご声援をよろしくお願いいたします。
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