【競泳】第90回日本学生選手権水泳競技大会 1日目
日本で最も熱い盛り上がりを見せる、第90回日本学生選手権水泳競技大会が、いよいよ開幕しました。
決勝前には応援合戦のように、各大学でワンパが行われ、会場は熱気に包まれます。
その会場が最初の決勝種目でさらにわき上がります。女子50m自由形決勝。内田美希選手(東洋大学)が2001年に樹立され、多くのスイマーが挑み、阻まれてきた源純夏氏の記録、25秒14。
「スタートも泳ぎもバッチリ合ったので、出たと思いました」
タッチした瞬間に会場がわいたので期待した、と後ろを振り向くと、25秒02の日本新記録樹立マークが光っていました。
「とてもうれしいです。焦らずに水をしっかりかけていた。女子の短距離を私が引っ張っていきたい」
続く男子400m自由形では小堀勇氣選手(日本大学)が、目標としていた47秒台に突入する3分47秒59の好記録で大会新記録を樹立。体力のベースを高めるためにも、今年は400mを中心にトレーニングしてきた成果が実を結びました。
「パンパシフィックからもタイムを上げられたし、泳ぐたびにベストが出ている。200mやバタフライにもつながると思うので、やっていることは間違っていないと感じている」
そのほか、男子50m自由形は中村克選手(早稲田大)が22秒36で、女子400m自由形は和田麻里選手(中京大学)が4分11秒34で接戦を制します。
女子200mバタフライは、神奈川大の渡辺耶唯選手が前半から積極的に飛び出して2分09秒56で涙の優勝。男子の同種目は早稲田大の坂井聖人選手が1分55秒50で制しました。
女子200m背泳ぎは赤瀬紗也香選手(日本体育大)が2分09秒47で、男子同種目は多田邦徳選手(早稲田大)が1分56秒86で優勝。女子100m平泳ぎを金指美紅選手(東洋大)が1分07秒99、たった0.13秒差のなかに3人がなだれ込んだ男子同種目を小日向一輝選手(明治大学)が1分00秒72で優勝しました。
50mで日本記録を更新した内田選手を第1泳者に置き、54秒42の100m自由形の大会記録を更新してスタートした東洋大学が、400mフリーリレーで3分42秒56の大会新記録で逃げ切って優勝を果たしました。男子同種目は、中央大学と日本大学がアンカー勝負となり、3分19秒11で接戦を制したのは中央大学でした。
初日にして日本記録が誕生した今大会。日本新記録1、大会新記録4が樹立されました。
なお、1日目終了時の総合順位は以下の通りです。
男子総合成績(8位までが翌年のシード校)
1位 中央大学 147.0点
2位 日本大学 141.0点
3位 中京大学 125.0点
4位 早稲田大 105.0点
5位 東洋大学 98.0点
6位 明治大学 83.0点
7位 同志社大 58.0点
8位 法政大学 52.0点
9位 近畿大学 41.0点
10位 山梨学院大 33.0点
女子総合成績(8位までが翌年のシード校)
1位 東洋大学 144.0点
2位 日本体育大 128.0点
3位 神奈川大 115.5点
4位 中京大学 86.0点
5位 明治大学 76.5点
6位 日本大学 76.0点
7位 法政大学 67.0点
8位 山梨学院大 64.0点
9位 日本女子体育大 44.0点
10位 鹿屋体育大 39.0点
明日も熱い戦いが予想される競泳のスケジュールは、男女200m自由形や萩野公介選手(東洋大学)と瀬戸大也選手(早稲田大)の対決が楽しみな200m個人メドレーなどが行われます。
チームのため、自分のために持てる力を振り絞る学生たちに、明日も熱いご声援をお願いいたします。
その他の結果はこちらから
http://swim.seiko.co.jp/2014/S70401/index.htm
大会公式ホームページはこちら
http://incolle-swim.jp