2014.09.29

【飛込・水球】第17回アジア大会水泳競技 10日目

韓国・仁川での第17回アジア大会水泳競技。10日目となる29日には、飛込競技が始まりました。水球は決勝リーグが始まり、30日の日本と戦うチームが決まります。

飛込競技初日は、シンクロ競技2種目が行われました。女子3mシンクロに日本は出場しませんでしたが、男子10mシンクロに9月の日本選手権と同じ演技種目で、岡本優選手・村上和基選手ペアが出場しました。

制限選択となる1本目、2本目をきれいにまとめ、自由選択となる3本目の107Bで72.90を獲得。4本目の407Cも乱れずに75.84で、中国、韓国に続いて3番手につけます。

勝負の分かれ目は、日本のなかで最も高い難易率を持ってきた5本目の207Cでした。
「こちらに入ってからの練習の時から、あまり安定していなかった。それが大きく出てしまった」。岡本選手がそう話す通り、2人とも勢いがつきすぎて過回転ぎみになり、入水で乱れます。得点は54.00。日本選手権では77.76を出している種目だけに、この失敗は大きく順位に響きました。
「日本選手権でも高得点がとれていたし、自信がなかったわけではありませんが、細かい修正点を詰めきれなかったのだと思います」(岡本選手)
「自信があった種目でしたが、お互いタイミングがずれてしまった」(村上選手)

日本にミスがあった5本目でしたが、中国、韓国に加え、4番手だったマレーシア、5番手の北朝鮮も安定した演技を見せ、5位まで順位を下げます。

ほかの国も高い難易率を持ってきた最終演技の6本目。1本だけではリカバリーできず、トータル376.02の5位となりました。
「練習環境が岡本選手と同じになって、ずれはだんだん修正できている。これから世界水泳選手権やワールドカップ、オリンピックとまだまだ続くので、そこで戦えるように練習していきます」(村上選手)
「あとは個人の演技の精度を高めることだと思います。一緒に練習しているので、決まれば同調性も高い。次に進む第一歩が踏み出せたのかな、と考えています」(岡本選手)

水球男子は、試合のない日が続いた日本でしたが、調整練習を行って明日の準決勝に向けた準備は万端といった様子。
29日に行われたのは、準々決勝の2試合です。中国対シンガポール戦は25対5で中国が勝利、韓国対クウェート戦では韓国が11対9で勝ち進みました。
29日の結果を受けて、30日の準決勝は以下の対戦となることが決まりました。

■30日
・第1試合 5-6位決定戦
シンガポール対クウェート
・第2試合 準決勝第1試合
カザフスタン対中国
・第3試合 準決勝第2試合
日本対韓国

韓国の地でメダル争いを繰り広げる選手たちに、引き続き大きなご声援をよろしくお願いいたします。

大会公式ホームページはこちら
http://www.incheon2014ag.org/index