【競泳・飛込・水球・シンクロ】第17回アジア大会で萩野公介選手(競泳)がMVPに選出
10月3日に水泳競技の全日程を終了した、韓国・仁川での第17回アジア大会。10月4日には、他競技の数種目決勝と、夜にはクロージングセレモニーが行われました
日本は全36競技437種目で金メダル47、銀メダル76、銅メダル77の全200個のメダルを獲得し、3位のメダル獲得数となります。
競泳は3つの日本新記録が誕生したことに加え、金メダルが12、銀メダルが20、銅メダルが13の合計35個のメダルを獲得。
飛込は2大会ぶりとなる銅メダルを獲得し、水球は女子が初出場で銀メダル、44年ぶりの金メダルを目指した男子は決勝でカザフスタンに敗れて銀メダルを獲得しました。
シンクロナイズドスイミングでは、デュエット、チーム、フリーコンビネーションの3種目で銀メダルを獲得して、水泳競技全体では、金メダルが12、銀メダルが25、銅メダルが14となりました。
そして、大会最後を飾るクロージングセレモニーの前に、大会MVPが発表されました。候補に挙がったのは、以下の8選手。
南賢喜(韓国) フェンシング女子フルーレ団体金メダル
金宰範(韓国) 柔道男子2冠(81kg級、団体)
萩野公介(日本) 競泳男子4冠(200m自由形、200m個人メドレー、400m個人メドレー、4x200m自由形リレー)
姚金男(中国) 体操女子4冠(団体総合、個人総合、段違い平行棒、ゆか)
ピチャン・スリヤン(タイ) セパタクロー男子団体金メダル
曹逸飛(中国) 射撃男子3冠(10mエアライフル団体、50mライフル個人、50mライフル団体)
金恩国(北朝鮮) 重量挙げ男子62kg級金メダル
ニコル・デービッド(マレーシア) スカッシュ女子2冠(シングルス、チーム)
MVPの選出は、1600人余りに及ぶ記者の投票から行われます。
最終的に選ばれたのは、競泳の萩野公介選手でした。4冠に加えて、銀メダル1、銅メダル2を獲得するなど、出場した7種目すべてでメダルを獲得したことが評価され、MVPに選ばれました。日本人選手の受章は、2002年に北島康介選手が選ばれて以来、3人目となる快挙です。
「光栄です。北島さんのように慕われて、尊敬されるような選手になりたいと思います」(萩野選手)
MVPの授賞式はクロージングセレモニーのなかで行われ、萩野選手は笑顔でトロフィーを受け取りました。
2014年のシーズンにもひと区切りがつきましたが、10月10〜12日には水球の第90回日本選手権が東京・辰巳国際水泳場で行われます。
競泳も、10月28〜29日に第56回日本選手権(25m) FINAスイミングワールドカップ2014東京大会が、同じく東京・辰巳国際水泳場で開催されます。
リオデジャネイロ五輪、そして東京五輪を見据えて世界と戦う選手たちに、引き続きご声援をよろしくお願いいたします。
大会公式ホームページはこちら
http://incheon2014ag.org/index