2014.10.10

【水球】第90回日本選手権水泳競技大会水球競技 1日目

第17回アジア大会で、女子、男子ともに銀メダルを獲得した水球競技。韓国での熱戦から約1週間、場所を日本・東京都の東京辰巳国際水泳場に移して、夏の大会シーズンの締めくくりとなる第90回 日本選手権水泳競技大会水球競技が始まりました。

トーナメント戦で行われる今大会、初日は女子4試合と男子4試合が行われました。
女子は昨年から正式な日本選手権として競技が行われ、初女王輝いた日体クラブの連覇に期待がかかります。その日体クラブは稲泳会と対戦。第1ピリオドから点を奪い続け、最終的には9点差をつける快勝の14対5で日体クラブが2回戦進出を決めます。

鴨沂水球クラブ対柏崎アクアクラブとの一戦は、鴨沂水球クラブが柏崎アクアクラブにリードを許すことなく8対6で勝利。秀明英光高等学校対藤村の戦いは、第2、第3、第4ピリオドは同じ点を奪い合うという両者一歩も譲らぬ大接戦。試合を決めていたのは、2対2で迎えた最初の第1ピリオド残り1分30秒となったところで藤村が決めた3点目でした。その1点が遠かった秀明英光高等学校が破れ、藤村が昨年大会で2位の実力を見せました。東京女子体育大学対CNCウォーターポロクラブびわこの対戦も大接戦。CNCウォーターポロクラブびわこが1点リードで迎えた第3ピリオドでしたが、東京女子体育大学が追いついて7対7の同点で第4ピリオドへ。CNCウォーターポロクラブびわこが、東京女子体育大学の退水ファウルから落ち着いてゴールを奪うと、さらに1点を追加。東京女子体育大学も1点を返しますが、さらに追加点を奪われて試合終了。8対10でCNCウォーターポロクラブびわこが勝利。CNCウォーターポロクラブびわこは、今まで一度も勝ったことがない相手に対し、エースでアジア大会代表の森翼選手、世界ユース代表の有馬優美選手の2人が力を発揮し、チームを勝利に導きました。

これで女子の準決勝は、CNCウォーターポロクラブびわこ対鴨沂水球クラブ、日体クラブ対藤村の対決が決まりました。

男子は初日から大きく点差が離れてしまう試合が多く展開されます。
桜泳会対稲泳会の戦いでは、第2ピリオドに7得点を挙げた稲泳会が、7対22で桜泳会を下し、ブルボンウォーターポロクラブ柏崎対日体クラブでは、第1ピリオドに8点を獲得して勢いに乗ったブルボンウォーターポロクラブ柏崎が、18対4で日体クラブに勝利しました。

秀明英光高等学校対健志台クラブでは、日本選手権唯一の高校生チームである秀明英光高等学校が大活躍。大量点差が続いた試合から一転、第4ピリオドでも勝負がつかず、秀明英光高等学校が昨年2位の実力者である健志台クラブを苦しめて、勝敗はペナルティーシュート戦までもつれ込みます。結果は、健志台クラブが秀明英光高等学校のシュートをことごとくセーブし、2対0でペナルティーシュート戦を制した健志台クラブが2回戦に勝ち進みました。

初日の最終戦となった、昨年王者の全日体大と日本大学の対戦。王者の貫禄を見せた全日体大が、日本大学に攻撃する隙を与えません。第1ピリオドから得点を重ねて行き、第3ピリオドには一挙に12点も獲得。34対5で全日体大が日本大学との戦いを制しました。

準決勝は、全日体大対稲泳会、ブルボンウォーターポロクラブ柏崎対健志台クラブで行われます。

日本の頂点を目指して戦い続ける戦士たちに、引き続き熱いご声援をよろしくお願いいたします。

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