2014.12.04

【競泳】第12回ドーハ世界短水路選手権 2日目

3日に開幕した第12回ドーハ世界短水路選手権。初日はリレー2種目と女子400m個人メドレーで短水路日本新記録が誕生し、その勢いのまま2日目に突入。

決勝種目は男子4×50mメドレーリレー、男子400m個人メドレー、女子50m平泳ぎ、男子100m背泳ぎ、女子100m背泳ぎ、男子100m平泳ぎ、男子100mバタフライと、女子800m自由形のタイムレース決勝に加えて、男子4×200mリレーと4×50mミックスリレーの10種目。準決勝は、女子100m自由形、女子50mバタフライ、男子50m自由形、女子100m個人メドレーの4種目と、見どころが満載の2日目。

日本記録はもちろんのこと、世界記録の期待もあった男子400m個人メドレー決勝。バタフライで飛び出したのは、瀬戸大也選手。世界記録を大きく上回るラップタイムで、2位の萩野公介選手以下を大きく引き離します。背泳ぎでも寄せ付けず、平泳ぎで差をさらに広げて世界記録を1秒21上回って、最後の自由形を迎えます。さすがにラスト50mでブレーキがかかりましたが、3分56秒33の短水路日本新記録で金メダルを獲得しました。2位には4分01秒17で萩野選手が入り、日本人ワンツーフィニッシュを飾りました。
「前半から積極的に攻められましたし、平泳ぎのキックがアップのときから良かったので、ここのラップタイムを意識していました。落ち着いた良いレースができました。2大会連続金メダルが穫れて良かったですが、挑戦し続ける気持ちは忘れずに来年につなげたいと思います」(瀬戸選手)

男子100m背泳ぎでは、苦手な短水路でも後半に伸びてくる泳ぎで、入江陵介選手が銅メダルを獲得。タイムは50秒12で日本記録には届きませんでしたが、自己ベストを更新。「メダルはうれしいですが、50秒を切りたかったですね。メドレーリレーでもう一度チャンスがありますから、もう一度タイムを狙っていきたいですね」。

400m個人メドレーで銀メダルを獲得した萩野選手は、男子100mバタフライ決勝にも出場。日本記録に迫る49秒91の5位入賞を果たします。

男子100m平泳ぎ決勝では、前半に力んでしまったこともあり、思うようにタイムが伸びずに57秒06で5位入賞という結果に。

女子100m自由形準決勝には、内田美希選手が出場。後半に粘りを見せて52秒49の短水路日本新記録で6位となり、明日の決勝にコマを進めました。
青木智美選手は、予選で54秒38の29位でした。

スプリント種目での決勝進出を狙った男子50m自由形準決勝。塩浦慎理選手が良い泳ぎを見せますが、ターンでの失敗が響いて21秒37の12位となりました。川内勇輝選手は予選28位となる21秒91でした。

男子4×50mメドレーリレーは、予選9位で決勝に進めませんでしたが、白井裕樹選手(23秒90)、小関也朱篤選手(25秒83)、中村克選手(23秒04)、坂田怜央選手(21秒67)のメンバーで、それぞれが自分の持てる力を出し切って1分34秒99の短水路日本新記録を樹立。男子4×200mリレーでも、小堀勇氣選手(1分45秒43)、坂田選手(1分44秒28)、天井翼選手(1分45秒66)、中村選手(1分44秒06)の4人で6分59秒43で短水路日本新記録を更新。しかし、8位まで0.03秒差の9位で、惜しくも決勝進出を逃しました。

そのほかの結果は、以下の通りです。
・女子50mバタフライ
中野未夢選手 27秒67 予選33位
細田梨乃選手 26秒26 予選19位
・女子100m個人メドレー
清水咲子選手 1分01秒42 予選20位
赤瀬紗也香選手 1分01秒26 予選19位
・女子800m自由形
高橋美帆選手 8分36秒13 23位
地田麻未選手 8分24秒18 13位
・4×50mミックスリレー
1分41秒78 予選10位
白井裕樹選手 23秒97・鈴木聡美選手 30秒18・藤井拓郎選手 22秒99・松本弥生選手24秒64

3日目には、男子200m平泳ぎや男子200m個人メドレー、内田選手の100m自由形の決勝など、11種目の決勝と、3種目の準決勝が行われます。

ドーハで高いスピードを持つ海外選手たちに挑むトビウオジャパンに、引き続きご声援をお願いいたします。

結果詳細はこちら
http://www.omegatiming.com/Competition?id=00010E010DFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF&sport=AQ&year=2014

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