2014.12.05

【競泳】第12回ドーハ世界短水路選手権 3日目

連日世界記録が誕生し、会場を沸かせている第12回ドーハ世界短水路選手権も、折り返しの3日目を終えました。

3日目の決勝種目は、女子4×50mメドレーリレー、女子100m自由形、女子200m背泳ぎ、男子200m平泳ぎ、女子50mバタフライ、男子400m自由形、女子100m個人メドレー、男子50m自由形、女子400m自由形、男子200m個人メドレーと、女子4×100mリレーの11種目。加えて、男子50m背泳ぎ、男子50mバタフライ、女子100m平泳ぎの準決勝が行われました。

注目が集まったのは、男子200m個人メドレー決勝。2日目に400m個人メドレーで優勝した瀬戸大也選手と、リベンジを誓う萩野公介選手、アメリカのライアン・ロクテ選手を加えた三つどもえの対決になりました。

バタフライのラップを奪ったのは、ロクテ選手。それに瀬戸選手、萩野選手が続きます。背泳ぎで瀬戸選手が少し遅れ、平泳ぎが終わったところで萩野選手とロクテ選手の差は0.02秒。最後の自由形に向かうターン後のバタフライキックで頭ひとつ抜け出したのは、萩野選手でした。ラスト25mもそのリードを守りきり、1分50秒47の短水路日本新記録で優勝。身体全体でガッツポーズをして喜びを表しました。瀬戸選手は平泳ぎ、自由形で追い込みますが、ロクテ選手には届かず1分51秒79で3位となりました。
「優勝できたことは本当にうれしいです。ロクテ選手とこうして泳げることは幸せですし、自分の調子も悪くなかったので楽しもうと思ってレースに臨みました」(萩野選手)

4位で女子200m背泳ぎの決勝にコマを進めた赤瀬紗也香選手。前半を目標どおりの59秒台で回ると、150mのターンで3位に浮上。そのまま最後まで粘り、2分02秒30で銅メダルを獲得しました。
「自分でもびっくりですが、とてもうれしいです。アジア大会で優勝できて、さらに今大会で3位に入れたことは自信につながります」(赤瀬選手)
初めて世界大会の舞台に立った、高校生の西脇怜奈選手は、2分06秒89で自己ベストながら予選19位という結果でした。

女子100m自由形の決勝で、52秒35の短水路日本新記録を樹立して7位入賞を果たした内田美希選手。3日目最後の種目だった4×100mでは、第1泳者で登場。ここでさらに記録を伸ばして、51秒83の短水路日本新記録をさらに更新しました。
「個人のときにターンを失敗していたので、集中して臨めば51秒台に挑戦できる、と平井(伯昌)コーチとも話していたので、出せて良かったです」

女子400m自由形決勝では、五十嵐千尋選手が前半から積極的なレースを展開し、3位で200mを折り返します。300mで4位に下がりますが、ラスト50mでキックを入れて追い上げます。記録は3分59秒59の短水路日本新記録だったものの、銅メダルには惜しくも0.08秒届かず4位となりました。
地田麻未選手は4分07秒70で予選20位という結果でした。

3日目最初の決勝種目だった、女子4×50mメドレーリレーでは、酒井志穂選手が26秒73、鈴木聡美選手が30秒04でつなぎ、細田梨乃選手は25秒58、アンカーの松本弥生選手が24秒37で泳ぎ、1分46秒72の短水路日本新記録で8位となりました。

もうひとつのリレー種目、女子4×100mリレーでは、第1泳者の内田選手が日本記録であとにつなぐと、第2泳者の松本選手(52秒73)、第3泳者には青木智美選手(53秒67)、アンカーの細田梨乃選手(53秒88)と、予選のタイムをそれぞれが大幅に縮め、3分32秒31の短水路日本新記録を樹立しました。

男子200m平泳ぎの決勝は、小関也朱篤選手と押切雄大選手が出場。前半から攻めた小関選手でしたが、後半に失速して2分02秒45の4位、押切選手は2分05秒09の6位となりました。

女子100m平泳ぎの準決勝。予選で1分05秒04の短水路高校新記録を出した渡部香生子選手と鈴木聡美選手が、決勝進出に挑みます。渡部選手は予選よりもタイムを落としてしまい、1分05秒21の9位。鈴木選手はタイムを上げましたが、1分05秒90の16位という結果でした。

男子50m背泳ぎの予選13位で準決勝に進んだ入江陵介選手は、23秒63の15位で準決勝敗退。白井裕樹選手は23秒99で予選20位でした。

専門外ながら、男子50mバタフライで準決勝に進んだ塩浦慎理選手は、22秒99で12位。藤井拓郎選手は23秒53で予選33位でした。

そのほかの結果は、以下の通りです。
・男子400m自由形
天井翼選手 3分44秒92 予選26位
小堀勇氣選手 3分43秒81 予選22位

4日目は、女子100m平泳ぎ、女子200m個人メドレーを始めとする6つの決勝種目と、6つの準決勝種目が行われます。

ドーハで高いスピードを持つ海外選手たちに挑むトビウオジャパンに、引き続きご声援をお願いいたします。

結果詳細はこちら
http://www.omegatiming.com/Competition?id=00010E010DFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF&sport=AQ&year=2014

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