2014.12.06

【競泳】第12回ドーハ世界短水路選手権 4日目

世界記録に続き、日本記録も3日目までに16個誕生している、第12回ドーハ世界短水路選手権も残り2日となりました。

4日目の決勝は、男子4×50mリレー、女子100m平泳ぎ、男子50m背泳ぎ、男子50mバタフライ、女子200m個人メドレーと4×50mミックスリレーの6種目。準決勝は女子50m背泳ぎ、男子100m自由形、女子50m自由形、女子100mバタフライ、男子100m個人メドレー、男子50m平泳ぎの6種目が行われました。

男子100m自由形の準決勝では、中村克選手と塩浦慎理選手が屈強な世界のスプリンターに挑みます。結果、中村選手は47秒11で10位となり決勝に駒を進めることはできませんでしたが、塩浦選手が46秒70の短水路日本新記録で7位、世界大会で初の決勝進出を果たします。「決勝はとにかくうれしいです。今まではとても遠かった世界の選手たちの背中が、少しは近づいてきた感じがします」(塩浦選手)

100mで51秒まで記録を伸ばした内田美希選手は、女子50m自由形準決勝で11位で決勝には進めませんでしたが、24秒24の短水路日本新記録を樹立。タイムが好調な理由については、自分でこう分析します。「泳ぎどうこうではなく、自分で考えてアップをしたり、準備をしたりするようにして、世界と戦う自覚を持てたことが大きいと思います」(内田選手)

予選7位で女子200m個人メドレーの決勝に進んだ清水咲子選手。予選後に前半から行きたい、と話していたとおり、バタフライ、背泳ぎと積極的に攻めますが、後半に失速してしまい2分08秒65と、予選より少しタイムを落として7位入賞となりました。

男子4×50mリレーには、川内勇輝選手、坂田怜央選手、小堀勇氣選手、天井翼選手のメンバーで決勝に挑みます。第1泳者の川内選手が21秒78でつなぎ、坂田選手は21秒76で第3泳者の小堀選手へ。小堀選手は22秒22で泳ぎ切り、アンカーの天井選手は22秒69、トータル1分28秒45の6位入賞という結果でした。

女子50m背泳ぎには、酒井志穂選手が登場。26秒71で10位となり、決勝進出は果たせませんでした。

男子100m個人メドレーの準決勝には、3日目の200m個人メドレーで優勝した萩野公介選手と藤井拓郎選手が出場。日本記録くらいのタイムでは泳ぎたい、と話していた萩野選手は51秒89の4位、藤井選手も52秒51でともに決勝に進出。

男子50m平泳ぎの準決勝では、予選を11位で突破した小関也朱篤選手が決勝進出に挑みますが、26秒91の16位となり決勝進出を逃しました。

そのほかの結果は、以下の通りです。
・女子50m背泳ぎ
赤瀬紗也香選手 27秒84 予選28位
・女子50m自由形
松本弥生選手 失格(スタート時に静止しなかったため・参考記録25秒38)
・女子100mバタフライ
中野未夢選手 58秒47 予選20位
細田梨乃選手 57秒82 予選17位
・女子200m個人メドレー
渡部香生子選手 2分08秒74 予選9位
・男子50m平泳ぎ
押切雄大選手 27秒65 予選34位
・4×50mミックスリレー
坂田怜央選手(22秒38)、川内勇輝選手(21秒15)、地田麻未選手(25秒58)、西脇智美選手(25秒53)  1分34秒64 予選9位

5日間の日程で行われている今大会も、明日が最終日となりました。最終日には、萩野選手の出場する100m個人メドレーの決勝、男子200m背泳ぎ、女子200m平泳ぎ、400m個人メドレーで優勝した瀬戸大也選手の男子200mバタフライや男女の4×100mメドレーリレーが行われます。

ドーハで高いスピードを持つ海外選手たちに挑むトビウオジャパンに、引き続きご声援をお願いいたします。

結果詳細はこちら
http://www.omegatiming.com/Competition?id=00010E010DFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF&sport=AQ&year=2014

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