【競泳】BHP Billiton 4ヵ国対抗戦 1日目
オーストラリア・パースで行われているBHP Billiton 4ヵ国対抗戦の1日目が終了しました。
普段、海外の選手たちとは個人として戦いますが、今大会は国の対抗戦。国同士の争いに、選手たちの泳ぎにも熱が入ります。
レースはタイムレース決勝で、1発勝負。最初に優勝を日本チームにもたらしたのは、女子100m平泳ぎの渡部香生子選手(JSS立石)です。2位のアメリカのミカ・ローレンス選手との差は0.02秒という接戦を制して、1分07秒46で優勝しました。鈴木聡美選手(ミキハウス)は1分08秒77で7位でした。
続く男子100m背泳ぎでは、スタートで脚を滑らせながらも入江陵介選手が53秒15で貫禄の優勝。白井裕樹選手(ミズノ)は55秒03の5位となりました。
男子200mバタフライに出場した瀬戸大也選手(JSS毛呂山)は、2位以下に1秒以上の差をつける1分55秒61で優勝。3位には1分57秒38で、若手期待の矢島優也選手(スウィン大宮)が入りました。瀬戸選手は、同日に行われた400m個人メドレーにも藤森丈晴選手(日本体育大学)とともに出場。こちらも他を寄せつけず、4分13秒36で優勝して2冠。藤森選手は4分16秒05で2位となり、日本チームのワンツーフィニッシュを飾ります。
男子200m平泳ぎには小関也朱篤選手(ミキハウス)と、矢島選手と同じ高校3年生の渡辺一平選手(佐伯鶴城高)が出場。前半を1位で折り返した小関選手がそのまま押し切り、2分10秒45で優勝。渡辺選手も後半で踏ん張って2分11秒86で3位となりました。
最後の男子4×50mメドレーリレーでは、入江選手が25秒21、小関選手が27秒79、池端宏文選手(法政大学)は24秒09でつなぎ、アンカーの川内勇輝選手(自衛隊体育学校)が22秒14でフィニッシュ。1分39秒23の日本新記録で3位に入りました。
1日目が終了し、日本チームは5種目で優勝を飾り、トータル268ポイントの4位。1位の地元オーストラリアは318ポイントと少し抜けていますが、2位のアメリカは284ポイント、3位の中国は270ポイントと接戦の様子。最終日となる2日目、選手たちの奮起に期待しましょう。
そのほかの結果は、以下のとおりです。
・女子200m自由形
青木智美選手(法政大学) 1分59秒64 7位
五十嵐千尋選手(日本体育大学) 1分59秒69 8位
・男子100m自由形
小長谷研二選手(コパンSS) 50秒40 6位
川内選手 50秒91 7位
・女子100mバタフライ
長谷川涼香選手(東京ドーム) 58秒95 4位
中野未夢選手(アクシー東) 59秒74 6位
・女子200m個人メドレー
清水咲子選手(日本体育大学) 2分12秒81 5位
渡部選手 2分13秒10 6位
・男子400m自由形
藤森太将選手(ミキハウス) 3分57秒13 5位
・女子50m自由形
山口美咲選手(イトマン) 25秒68 6位
青木選手 25秒95 7位
・女子200m背泳ぎ
赤瀬紗也香選手(日本体育大学) 2分11秒77 6位
大塚美優選手(スウィン大宮) 2分13秒72 7位
・女子800m自由形
五十嵐選手 8分43秒33 6位
・女子4×50mリレー
渡部選手(26秒08)・山口選手(25秒02)・青木選手(25秒52)・赤瀬選手(26秒38) 1分43秒00 4位
今年は世界水泳選手権も開催される、リオデジャネイロ五輪が目前と迫ったシーズンとなります。
青空広がる、暑い真夏のオーストラリアで戦う選手たちへのご声援、よろしくお願いいたします。
※写真1 100m平泳ぎで優勝した渡部香生子選手
※写真2 200mバタフライ、400m個人メドレーの2冠を果たした瀬戸大也選手
※写真3 女子4×50mリレーの様子
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