2015.01.31

【競泳】BHP Billiton 4ヵ国対抗戦 2日目

オーストラリア・パースでのBHP Billiton 4ヵ国対抗戦も、最終日となる2日目が終了しました。

2日目最初の種目、男子200m自由形に出場したのは、瀬戸大也選手(JSS毛呂山)。前半、オーストラリアのキャメロン・マケボイ選手に先行されますが、後半に強さを見せて逆転。1分48秒35で優勝を果たします。続く男子200m個人メドレーでは、平泳ぎでライアン・ロクテ選手(アメリカ)を逆転すると、最後の自由形で追い上げられながらも逃げ切って1分58秒27で優勝。3位には1分59秒89で藤森太将選手(ミキハウス)が入りました。

1日目に女子100m平泳ぎを制した渡部香生子選手(JSS立石)は、200m平泳ぎでも安定した強さを見せます。前半100mを1分09秒27のトップで折り返すと、後半も先頭を譲ることなくフィニッシュ。2分23秒43で100m、200mの2冠を飾りました。中学生の今井月選手(本巣SS)は、2分25秒48で3位入賞を果たしました。

男子200m背泳ぎは、後続を全く寄せつけない強さを見せた入江陵介選手(イトマン東進)が1分54秒62で、100mに続いて優勝。白井裕樹選手(ミズノ)は、2分00秒27で6位となりました。

女子200mバタフライでは、中学生の長谷川涼香選手(東京ドーム)が奮闘。2014年パンパシフィック選手権優勝のカミール・アダムス選手(アメリカ)や、6秒台のベストを持つマディン・グローバス選手(オーストラリア)に前半から食らいつき、150mでは1分34秒82でトップに立ちます。ラスト50m、カミール選手と長谷川選手の大接戦。結果は惜しくも2位でカミール選手に敗れましたが、2分07秒89は自身が持つ中学記録を1秒近く縮める好記録でした。中野未夢選手(アクシー東)は、ラスト50mでマディン選手を追い上げますが、届かず2分10秒33の4位となりました。

大会最後の種目となった、女子4×50mメドレーリレー。第1泳者の諸貫選手が28秒69、第2泳者の鈴木聡美選手(ミキハウス)が4チーム中最速の30秒72でつなぎます。第3泳者の山口美咲選手(イトマン)は26秒48、アンカーの青木智美選手(法政大学)が25秒44で泳ぎ、1分51秒13。従来の記録を4秒縮める日本新記録を樹立して3位に入り、有終の美を飾りました。

そのほかの結果は、以下のとおりです。
・女子100m自由形
青木選手 55秒74 7位
山口選手 55秒85 8位

・男子100m平泳ぎ
小関也朱篤選手(ミキハウス) 1分00秒42 2位
渡辺一平選手(佐伯鶴城高) 1分01秒87 4位

・女子100m背泳ぎ
赤瀬紗也香選手(日本体育大学) 1分01秒81 6位
諸貫瑛美選手(筑波大学) 1分02秒32 7位

・男子100mバタフライ
藤井拓郎選手(コナミ) 52秒50 4位
池端宏文選手(法政大学) 54秒45 7位

・女子400m自由形
五十嵐千尋選手(日本体育大学) 4分12秒69 5位

・男子50m自由形
川内勇輝選手(自衛隊体育学校) 22秒84 6位
小長谷研二選手(コパンSS) 23秒23 8位

・男子1500m自由形
藤森丈晴選手(日本体育大学) 15分39秒72 6位
瀬戸選手 15分44秒46 7位

・女子400m個人メドレー
清水咲子選手(日本体育大学) 4分37秒82 2位
大塚美優選手(スウィン大宮) 4分40秒57 4位

・男子4×50mリレー
藤井選手(22秒96)・川内選手(21秒95)・小長谷選手(22秒63)・藤森太選手(22秒50) 1分30秒04 3位

国対抗の今大会、最終結果は地元のオーストラリアが626ポイントで優勝。2位は586ポイントでアメリカ。そして1日目から順位をひとつ上げた日本が548ポイントで3位となりました。
また、100m背泳ぎでFINAポイント933を獲得した入江選手が、今大会の男子MVPに選ばれました。

真夏のオーストラリアで熱戦を繰り広げた選手たちへのご声援、ありがとうございました。
今年は世界水泳選手権も開催される、リオデジャネイロ五輪が目前と迫ったシーズン。世界を相手に戦い続ける選手たちへの熱いご声援をこれからもよろしくお願いいたします。

※写真1 男子MVPを獲得した入江選手
※写真2 200mバタフライで中学新記録を樹立した長谷川選手
※写真3 2日間を戦い抜いた日本チーム

リザルトはこちら
http://liveresults.swimming.org.au/SAL/2015BASS/

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