2015.02.07

【飛込】飛込国際大会派遣選手選考会 1日目

辰巳国際水泳場で、2月7日から始まった飛込国際大会派遣選手選考会。この大会で、2015年に行われる世界水泳選手権(ロシア・カザン)、カナダとプエルトリコでのワールドグランプリに出場するナショナルチーム、そして韓国・光州でのユニバーシアード大会と、メキシコでのワールドグランプリに参加するユニバーシアードチームの選考が行われます。

その代表権をかけた1日目は、男子3m飛板飛込、女子高飛込、男女のシンクロナイズド3mの決勝が行われました。

最初の決勝種目である、男子3m飛板飛込。2014年のアジア大会代表である坂井丞選手(日本体育大学)と寺内健選手(ミキハウス)の一騎打ちとなります。ですが、1本目の405Bで79.50の好スタートを切った坂井選手が、3本目の5154Bを79.90とした以外は、どの種目も80点以上でまとめて最後までトップを譲らず、487.25で優勝を果たします。寺内選手は、ラストの107Bは79.05としますが、ほかが70点台前半と得点を伸ばすことができず、442.20の2位となりました。

女子高飛込では、アジア大会代表の板橋美波選手(JSS宝塚)と辰巳楓佳(JSS宝塚)の争いになるかと思いきや、高校1年生の若手が制しました。

1本目、板橋選手が407Cで1位でスタートしますが、2本目に佐々木那奈選手(JSS宝塚)が107Bを76.50でトップを奪います。板橋選手も負けじと3本目の207Bでは、なんと90.00の高得点を叩き出して、再度トップを奪い返しました。

勝負は4本目。109Cにチャレンジした板橋選手は61.05と、得点が伸びません。対する佐々木選手は、207Cを82.50で板橋選手と20点あった差を一気に詰めます。その勢いのまま、ラストの5253Bでも78.40と安定した演技で板橋選手を逆転し、371.80で優勝しました。
「昨日まで調子が良くなかったのでとても苦しい思いをしましたが、特に207Cが決まったときはとてもうれしかったです」(佐々木選手)

男子シンクロナイズド3mは、小林和真選手(茗水会)・新良貴優選手(福山平成大学)ペアが366.09で、女子同種目は渋沢小哉芳選手(セントラルN)・金戸華選手(日出高校)ペアが290.40でそれぞれ優勝しました。

2日目に開催予定だった、女子シンクロナイズド10mは1日目に行うことになり、こちらは岩崎莉奈選手(セントラル)・寺岡双葉選手(福山平成大学)ペアが優勝、得点は235.92でした。

2日目には、女子3m飛板飛込と男子高飛込の決勝が行われます。
一瞬の演技とノースプラッシュにかける選手たちへのご声援を引き続きよろしくお願いいたします。

※写真1 男子3m飛板飛込優勝の坂井選手
※写真2 女子高飛込優勝の佐々木選手
※写真3 5本目、5253Bを飛ぶ佐々木選手

リザルトはこちら
http://swim.seiko.co.jp/diving/framepage09.html