【飛込】第37回全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会 飛込競技 2日目(※水球結果追記)
昨日、初日を迎えた東京辰巳国際水泳場で開催されている、第37回全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会。2日目は飛込競技の最終日であり、水球競技が千葉県国際総合水泳場でスタートしました。
その飛込競技は1m飛板飛込の男子9〜11歳区分、女子12〜13歳区分、男子14〜15歳区分の3区分が行われました。
男子9〜11歳区分では、2位以下に60ポイント以上の差をつけた伊熊扇李選手(トビウオJrDC)が272.95で優勝。5本目の303Bは30ポイント台だったものの、自身も納得のできだったという6本目の403Bは55.20を獲得するほどの演技を見せました。
「全体的に真っすぐ飛んで入水できました。最後の403Bは練習通り、回転もかかって入水も真っすぐ入れました。今年行われる大会全部で、今日みたいに優勝したいです」(伊熊選手)
2位は坂田麗鳳選手(高岡SC)が206.95で、3位には梶谷侑雅選手(岡山DC)が202.60で入りました。
女子12〜13歳区分は、50ポイントオーバーの演技はなかったものの、大きなミスなく演技しきった安田舞選手(米子DC)が285.85を獲得して優勝しました。
「練習してきた、助走からのハードルステップでの姿勢を意識して飛びました。特に203Cは入水もきれいに入れました」(安田選手)
その安田選手が「ライバル」と話す近藤花菜選手(JOC EA)は、安田選手に5ポイント差で敗れましたが、最後の7本目の403Bで50.40を獲得。6本目までにリードを許していた澤根みず季選手(新津中)を0.10ポイント逆転し、280.60で2位に入りました。澤根選手は280.50で3位となりました。
男子14〜15歳区分では、中秀太郎選手(石川DC)が「この大会のために作ってきた」という305Cを決めて70.50を獲得。ここで2位以下を一気に引き離し、終わってみれば400ポイントまであと少しという、399.55で優勝を果たしました。
「制限選択飛で少し出遅れた感じはありましたが、自由選択飛に入って流れに乗れました。1mで基礎を作っておかないと、3mでの技の決まりに影響しますから、今大会の結果は今後につながると思います」(中選手)
2位には伊藤洸輝選手(SDT)が347.35、3位は松本慧選手(米沢DC)が345.20で入りました。
全競技終了後、最優秀選手と優秀選手、優勝クラブの表彰式が行われました。
最優秀選手に選ばれたのは、金戸凜選手(KANETO DC)と伊熊扇李選手(トビウオJrDC)の2人、優秀選手は宮本葉月選手(高知SC)と中秀太郎選手(石川DC)の2人でした。
そして、優勝クラブに輝いたのは、米子DC。2位は石川DC、3位にはKANETO DCという結果になりました。
これで飛込競技はすべて終了しました。
水球競技の1日目に行われた対戦の結果は、以下のPDFをご覧ください。
東京辰巳国際水泳場では、明日から競泳競技が始まります。千葉県国際総合水泳場での水球競技も盛り上がりを見せており、ジュニア選手たちの活躍からは目が離せません。
日本水泳界の明日を担う逸材が集まる夢の全国大会。若きトビウオたちが全力を出し切れるよう、皆さまのご声援をよろしくお願いいたします。
※写真1 男子9〜11歳区分の表彰式
※写真2 女子12〜13歳区分の表彰式
※写真3 男子14〜15歳区分の表彰式