【競泳・水球】第37回全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会 6日目
東京辰巳国際水泳場での飛込競技から始まり、競泳競技、千葉県国際総合水泳場での水球競技の3競技が行われていた第37回全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会は、とうとう最終日を迎えました。
6種目の予選決勝が行われ、新記録が12生まれた最終日。
特に見どころだったのは、女子13〜14歳区分100m平泳ぎ決勝。昨日の50mで短水路日本中学新記録を樹立した宮坂倖乃選手(コナミ北浦和)と今井月選手(本巣SS)との一騎打ちとなりました。
宮坂選手が持ち味のスピードを生かして、自己ベストからたった0.19秒遅れの30秒79で前半の50mをリードします。しかし、後半に強い今井選手が猛烈な追い上げを見せて、ラスト5mで逆転。今井選手が1分05秒64の短水路日本中学新記録で優勝を果たしました。2位の宮坂選手も、1分05秒77という記録で泳ぎ切り、ハイレベルな戦いが繰り広げられました。
連日新記録ラッシュだった競泳競技。短水路日本学童新記録は3、短水路日本中学新記録が9、大会新記録が43樹立され、大会を通して55の新記録が誕生しました。また、世界ジュニア新記録も5誕生し、ジュニア選手たちの戦いは終了しました。
大会終了後には、13〜14歳区分以上の総合表彰、最優秀選手、優秀選手、育成コーチの表彰式が行われました。結果は以下の通りです。
・13〜14歳区分
優勝:コナミ北浦和
準優勝:東京SC
・15〜16歳区分
優勝:イトマン
準優勝:豊川高校
・CS
優勝:イトマン
準優勝:スウィン大教
・総合結果
優勝:イトマン
準優勝:東京SC
3位:コナミ北浦和
4位:スウィン大教
5位:NECGSC溝の口
6位:スウィン大宮
7位:豊川高校
8位:ダンロップスポーツ
・最優秀選手(CS)
佐藤千夏選手(スウィン大教)
渡辺一平選手(佐伯鶴城高校)
・優秀選手
牧野紘子選手(東京ドーム)
宮本一平選手(スウィン大宮)
今井月選手(本巣SS)
石井健聖(スウィン埼玉)
・育成コーチ
原田良勝コーチ(スウィン大教)
下城智宏コーチ(佐伯鶴城高校)
飯塚正雄コーチ(東京ドーム)
大木賢二コーチ(スウィン大宮)
芝辻泰宏コーチ(本巣SS)
山田裕一コーチ(スウィン埼玉)
千葉県国際総合水泳場で行われている水球競技は、全区分の3位決定戦及び決勝戦が行われました。
12歳以下の男女で構成されているA区分の決勝戦は、山口水球クラブと三重WPスターズとの対決。第1ピリオドに山口水球クラブが1点を先制しますが、第2ピリオドは三重WPスターズも一歩も引かずに山口水球クラブリードとはいえ、前半から1対0の大接戦。後半第3ピリオドに三重WPスターズが1点を返し、そのまま両者決め手がないまま後半終了。勝敗はPS(ペナルティースロー)戦にゆだねられました。結果、三重WPスターズが2点を挙げて、山口水球クラブを下して優勝しました。
B区分(15歳以下の男子)の決勝戦は、石川イーグルスと山形水球クラブで行われました。こちらも両者一歩も譲らず、点を奪っては奪い返しのシーソーゲーム。A区分と同様、第4ピリオドが終わっても6対6で決着がつかず。PS戦で山形水球クラブが意地を見せて4点を奪い、逆に石川イーグルスは1点のみ。山形水球クラブがB区分の優勝を果たします。
C区分となる15歳以下の女子の決勝は、京都踏水会水泳学園と三重WPスターズとの対決となりました。第1ピリオドこそ両者1点ずつ奪う展開でしたが、第2、3、4ピリオドでは三重WPスターズは京都踏水会水泳学園から得点を奪えず、反対に3、2、4点を奪われてしまい、結果は10対1で京都踏水会水泳学園が優勝しました。
最終日の結果は、以下の『ダウンロードはこちら』からご覧ください。
飛込競技に始まり、水球競技、そして競泳競技と6日間に渡って行われたジュニア選手たちの祭典も終わりを告げました。皆さまのご声援、ありがとうございました。
これからも世界に向かって羽ばたいていく、若きトビウオたちへの応援をよろしくお願いいたします。
※写真1 総合表彰の様子
※写真2 13歳以上の最優秀選手、優秀選手、育成コーチ
※写真3 B区分で優勝を果たした山形水球クラブ