【飛込】2015年度日本室内選手権飛込競技大会 “翼ジャパンダイビングカップ”2日目
2日目を迎えた、東京辰巳国際水泳場で行われている2015年度日本室内選手権飛込競技大会、通称“翼ジャパンダイビングカップ”。
1日目の女子3m飛板飛込で優勝した板橋美波選手(JSS宝塚)は女子高飛込に出場し、男子3m飛板飛込には世界水泳選手権代表の寺内健選手(ミキハウス)が出場しました。
男子3m飛板飛込決勝は、寺内選手と同じ日本代表の坂井丞選手(ミキハウス)が棄権するなかでの演技でしたが、寺内選手は回転にキレのある安定した演技を見せます。1本目の205Bが71.00、4本目の405Bが69.00ではありましたが、2、3本目は80点台をキープ。5本目の難易率3.4の5154Bは、回転、入水ともに決まって91.80の高得点をマーク。6本目も危なげなく79.05でまとめて、ただひとり400点オーバーの477.00で優勝しました。
「3カ月前くらいから本格的に取り組んできた下半身の強化で、助走や踏み切りがしっかりと安定してきました。目標は480点台でしたが、自分らしい演技はできたと思います」(寺内選手)
女子高飛込では初代表の佐々木那奈選手(JSS宝塚)と、板橋選手との対決に注目が集まります。1本目は佐々木選手が405Bで入水まで決めて70.00で先行しますが、2本目の305Bで75.00をマークした板橋選手が佐々木選手を抜き返します。3本目の207Bを81.00でまとめた板橋選手は、4本目に世界でも女子選手では彼女しか飛べない109Cに挑みます。会場全体が固唾をのんで見守る中、キレのある回転から入水でもノースプラッシュ。96.20の高得点をマークして佐々木選手を一気に引き離します。最後の5253Bも83.20でまとめ、昨年の仁川アジア大会1位の得点を上回る400点オーバーの404.20で板橋選手が優勝を果たしました。
「109Cでは、90点ちょっと超えたくらいだと思っていたので、点数を見てビックリしました。トータルも400点を超えたのを見て泣きそうになってしまいました。世界水泳選手権でも良い演技をして、メダルを狙いたいです」(板橋選手)
明日は男子高飛込と女子1m飛板飛込の決勝が行われます。
たった1秒ほどの演技に対する集中力、そして水しぶきをあげないノースプラッシュの瞬間にすべてをかける選手たちに、引き続きご声援をよろしくお願いします。
※男子3m飛板飛込で優勝した寺内選手
※109Cを飛ぶ板橋選手
※女子高飛込優勝の板橋選手と3位の佐々木選手、馬淵コーチ
結果詳細はこちら
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