2015.09.04

【競泳・水球】第91回日本学生選手権水泳競技大会 1日目

前日の大雨から一転、青空が広がった浜松市で大学生の夏の祭典、第91回日本学生選手権水泳競技大会(インカレ)の競泳競技1日目が行われました。

その最初の決勝種目であった、女子50m自由形ではいきなり好記録が誕生しました。
カザン世界水泳選手権代表の内田美希選手(東洋大学)が、スタートから好ダッシュを見せてスピードに乗った泳ぎで24秒96で優勝。自身が持つ記録を0秒01更新する日本新記録でした。
内田選手は、最後の400mフリーリレーにも出場し、第1泳者で54秒12の自己ベスト。100m自由形の大会新記録を更新し、東洋大学チームとしても3分42秒16の大会新記録を樹立して優勝を果たしました。

男子200mバタフライでは、カザン世界水泳選手権で惜しくもメダルを逃したものの、自己ベストで一気に成長した坂井聖人選手(早稲田大学)が出場。前半、梅本雅之選手(慶應義塾大学)と同タイムの54秒62で飛び出した坂井選手は、ここから後半の強さを見せつけます。150mのターンでは坂井選手が梅本選手に1秒近くの差をつけて、ラスト50mもそのまま逃げ切りフィニッシュ。1分54秒57の大会新記録で優勝しました。
カザン世界水泳選手権から連続の1分54秒台に、「ラストの50mが課題」としながらも、満足げな表情を浮かべてチームメイトや観客の声援に応えていました。

女子100m平泳ぎに出場した渡部香生子選手(早稲田大学)は、惜しくも0秒17大会記録に届きませんでしたが、1分06秒49で優勝。渡部選手とチームメイトの瀬戸大也選手(早稲田大学)が出場した男子400mフリーリレーでは、3分18秒93で早稲田大学が25年ぶりとなる優勝を果たしました。

競泳と同日程で開催されている水球競技は、神奈川県・相模原グリーンプールで男女の1回戦が行われました。

男子で注目の第4シード、日本大対筑波大戦は、第4ピリオドを終えても同点でベナルティシュート戦までもつれ込み、最後は15対14で筑波大が勝利し、さらに新潟産大は、第3シードの専修大に8対7で快勝しました。第1シードの日体大、第2シードの早稲田大をはじめ、立命館大、九州大、明治大、慶応大がベスト8に進みました。
女子は東女体大と秀明大が、名門の力を見せつけて大勝しました。

水球競技の2日目には、男子の準々決勝、準決勝、女子の準決勝などが行われます。

世界を見据えたトレーニングに励む大学生たちが、自分のために、チームのために全力を尽くして戦うインカレ。数ある水泳大会のなかで最も熱い盛り上がりを見せると評判のインカレで、ハイレベルな戦いを繰り広げる大学生選手たちに、引き続きご声援をよろしくお願いします。

※写真1:50mで日本新記録を樹立した内田美希選手
※写真2:世界水泳選手権から好調を維持している渡部香生子選手
※写真3:25年ぶりに男子400mフリーリレーを制した早稲田大学

競泳競技のリザルトはこちら
http://swim.seiko.co.jp/2015/S70401/index.htm