【水球】第70回国民体育大会水泳競技 水球競技結果
夏の最後を締めくくる第70回国民体育大会水泳競技は、会期前競技として水泳競技が行われます。9月7〜9日には、水球競技が和歌山・秋葉山公園県民水泳場で行われました。
16県の参加によるトーナメント戦で行われた水球競技。その1回戦では、地元・和歌山県が大分県に11－12の接戦ながら敗退。波乱含みの開幕となりました。
2日目の2回戦の準決勝では、先のインターハイで優勝候補筆頭と見られながらも岐阜県・大垣東高校に敗れた埼玉・秀明英光高校を中心とする埼玉県が危なげなく勝ち進み、決勝は埼玉県－石川県の対戦となりました。
3日目、東京都－山形県の3位決定戦は点の奪い合いとなる大接戦。第1ピリオド、山形県が先制しますが東京都もすぐに点を返します。その後2点を連続で奪った山形県を逃がさない東京都は2点を返し、3－3で第2ピリオドに突入。その第2ピリオドを終えて山形県が1点リードしますが、第3ピリオドで東京都が追いつき7－7で最終第4ピリオドを迎えます。東京都が点を奪えば、山形県が奪い返すという展開は試合終了まで続けられ、結局9－9で決着が付かず。ペナルティーシュート戦までもつれ込んだ3位決定戦を制したのは、東京都でした。
その決勝戦が行われた3日目。カウンターアタックを最大の武器とする埼玉県が第1ピリオドで5点を奪う猛攻を仕掛けます。第2ピリオドでさらに5点を追加した埼玉県が、前半で10－1と石川県を圧倒。第3ピリオドに入って最初に点を奪ったのは石川県でしたが、すぐに埼玉県も点を取り返す展開。第3、4ピリオドで7点を獲得した石川県でしたが、後半も石川県に負けじと追加点を重ねた埼玉県がそのまま逃げ切って、18－8で石川県を下し、4年連続13回目の優勝を飾りました。
また、女子水球のエキシビションマッチも行われ、将来の正式種目としての開催に期待を抱かせました。
最終順位は以下の通りです。
優勝：埼玉県
準優勝：石川県
3位：東京都
4位：山形県
5位：岐阜県
6位：福岡県
7位：大分県
8位：滋賀県
夏の5大大会の最後を締めくくる国民体育大会。水球競技は9日に終了しましたが、競泳競技は10日から開幕します。
日本の将来を背負う中高生に大学生、そして社会人が勢ぞろいする今大会で、力の限り戦う選手たちへご声援をよろしくお願いします。
水球競技のリザルト詳細はこちら
http://www.swim.or.jp/info/detail.php?i=905
