【競泳】リオデジャネイロ五輪 2日目
南米大陸ではじめて開催されているスポーツの祭典、第31回オリンピック競技大会。南半球は冬とは言え、暖かい日差しが連日降り注ぎ、ブラジル・リオデジャネイロの太陽の下、選手たちは今日も最高峰の舞台で戦っています。
競泳競技は、2日目を終えました。
この日、最初の決勝種目である女子100mバタフライには、16歳の池江璃花子選手が出場。予選は57秒27、準決勝では57秒05と自己ベストを連発。勢いに乗って挑む決勝レースは、スタートから落ち着いた大きな泳ぎを見せてくれます。
50mを折り返した時点では26秒81の7位でしたが、後半にスピードを上げて一時は3位争いに加わります。最後は3位以下がなだれ込んでタッチ。池江選手は惜しくも6位となりましたが、56秒86で自己記録をさらに更新し、日本新記録を2日で1秒近く縮める好記録でフィニッシュしました。
「すごく緊張していましたが、56台を出す、という目標があったので、メダルには届きませんでしたが、また自己ベストが出てうれしいです。自分と同い年の選手が2位に入っているので、負けないように食らいついていきたいと思います」(池江選手)
「決勝では誰にでもメダルのチャンスがある」と話していた小関也朱篤選手が出場する男子100m平泳ぎ決勝。
世界記録保持者のアダム・ピーティー選手(イギリス)が前半の25mを過ぎてから一気に周りを引き離す展開。小関選手は大きな泳ぎで落ち着いたレース運びを見せ、50mを28秒17で折り返します。しかし、後半は思うようにスピードを上げることができずに59秒37の6位でフィニッシュしました。
「100mでもベストが出ていて調子が良いのは分かっています。自分はあくまで200mがメインですので、この結果に悔いはありません。しっかり気持ちを切り替えて200mに臨みます」(小関選手)
午前中の予選で3分14秒17の日本記録を更新し、メキシコ五輪以来となる48年ぶりに決勝進出を果たした男子4×100mリレー。
予選では第1泳者の中村克選手が47秒99の日本記録を更新する最高のスタートを切りました。その勢いで、ひとつでも順位を上げたい決勝レースでしたが、中村選手は48秒49で第2泳者の塩浦慎理選手に引き継ぎます。48秒65で泳いだ塩浦選手から引き継いだ小長谷研二は、48秒79でアンカーの古賀淳也選手にバトンタッチ。古賀選手は得意のバタフライキックからスピードに乗って48秒55で泳ぎ切り、トータル3分14秒48の8位入賞という結果となりました。
初日からトビウオジャパンに勢いを与える金メダルを獲得した萩野公介選手は、男子200m自由形の準決勝に臨み、1分45秒45の2位で決勝に進出。男子100m背泳ぎ準決勝では、入江陵介選手が53秒21の7位で決勝に駒を進めました。
女子100m平泳ぎ準決勝には、渡部香生子選手と鈴木聡美選手が出場。渡部選手は1分07秒43の15位、鈴木選手は1分07秒18の12位でフィニッシュしました。
そのほかの結果は、以下の通りです。
・女子100m背泳ぎ予選 酒井夏海選手 1分01秒74 26位
・男子100m背泳ぎ予選 長谷川純矢選手 54秒17 19位
・女子400m自由形予選 五十嵐千尋選手 4分07秒50 12位
大会3日目は、萩野選手の男子200m自由形決勝、入江選手が出場する男子100m背泳ぎ決勝に加え、予選は女子200m自由形に池江選手と五十嵐選手が、男子200mバタフライに瀬戸大也選手と坂井聖人選手、女子200m個人メドレーに寺村美穂選手と今井月選手がそれぞれ出場します。
世界最高峰の舞台で、最高の戦いを繰り広げる選手たち。『センターポールに日の丸を』のスローガンを胸に、世界で戦い続ける選手たちに引き続きご声援をよろしくお願いします。
※写真:フォート・キシモト
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