2016.08.18

【競泳・飛込】第84回 日本高等学校選手権水泳競技大会 2日目

17日に開幕した、第84回 日本高等学校選手権水泳競技大会。

2日目にはリオデジャネイロ五輪に出場していた選手たちが合流。帰国後、すぐの出場になりましたが、今大会でも元気な姿を見せてくれています。

女子50m自由形に出場した池江璃花子選手(淑徳巣鴨)。スタートしてからすぐ、身体半分のリードを奪う展開で、最後まで他を寄せ付けない泳ぎを見せ、25秒19の大会新記録で優勝しました。

「思った以上に感覚が悪かったんですけど、決勝はしっかり上げられて良かったです。明日からはリレーもあるので、チームに貢献できるように頑張っていきます」(池江選手)

続く決勝競技の女子200mバタフライには、長谷川涼香選手(淑徳巣鴨)が出場し、前半の100mを1分01秒32で折り返した長谷川選手は、この時点で2位以下に2秒近くの差をつけます。後半もスピードは衰えることなくフィニッシュ。大会記録には届きませんでしたが、2分07秒31で優勝を果たします。

「去年負けているので、優勝できたことはうれしいですし、タイムもそんなに悪くなかったのでうれしいです」(長谷川選手)

女子200m自由形決勝には、4×200mリレーでリオデジャネイロ五輪に出場した持田早智選手(千葉商大付)が、前半の100mは3位でターン。しかし、得意な後半で追い上げていき、タッチの差でふたりをかわして2分01秒25で優勝しました。2位との差が0秒07という苦しい戦いでしたが、レース後は笑顔を見せていました。

「ずっと調子が悪い状態が続いていたんですが、決勝は何番でも、何秒でも良いから自分が納得できるレースをしようと決めて準備をして泳げたのが勝因のひとつだと思います」(持田選手)

飛込競技は男子3m飛板飛込の決勝が行われ、制限選択飛を安定してトップを守ったのは、西田玲雄選手(桃山学院)でした。ところが、自由選択飛に入って実力を見せたのは、中秀太郎選手(小松市立)。60点台をキープする演技を続けて、総合614.25で優勝しました。2位には伊藤洸輝選手(帝京)が600.10で入り、西田選手は574.60で3位となりました。

暑い夏を、さらに熱くする若い力。連日熱戦を繰り広げる選手たちに、引き続き応援をよろしくお願いします。

※写真1:女子50m自由形を大会新記録で優勝した池江選手
※写真2:女子200mバタフライ優勝の長谷川選手
※写真3:男子3m飛板飛込の表彰式

競泳競技のリザルトはこちら
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