2016.09.09

【競泳・飛込】第71回国民体育大会水泳競技大会 競泳・飛込競技 1日目

水球、シンクロナイズドスイミング、OWSの3種目がすでに終わった、第71回国民体育大会水泳競技大会。9日からは競泳、飛込競技が開幕しました。

競泳競技は、初日から3つの大会新記録が誕生しました。
注目は、やはりリオデジャネイロ五輪金メダリストの萩野公介選手(栃木)と瀬戸大也選手(埼玉)の対決があった成年男子200m個人メドレー。萩野選手、瀬戸選手に加えて、リオデジャネイロ五輪の同種目で4位だった藤森太将選手(静岡)も加わり、見応えのあるレースになりました。

1分56秒21の大会新記録で優勝したのは、萩野選手でした。前半の100mを53秒台で折り返し、スピードに乗った萩野選手はそのまま最後の自由形も粘りきってフィニッシュ。後半、平泳ぎから追い上げた瀬戸選手はわずかに届かず。それでも1分56秒90という好記録で2位に入りました。

ふたつ目の新記録は、少年女子B100mバタフライ。高校1年生の池江璃花子選手(東京)が、リオデジャネイロ五輪でも日本記録を連発したスピードを見せつけて、57秒74の大会新記録を樹立して優勝しました。
その直後のレース、少年男子B100mバタフライも、池江選手に負けじと奮起した男子選手たち。前半から周囲に1秒近くの差をつけて飛び出した石川愼之助選手(愛知)が、最後まで逃げ切って53秒45で優勝。大会新記録を樹立しました。

飛込競技では、少年女子高飛込、少年男子飛板飛込、成年女子高飛込の3種目の決勝が行われました。
少年女子高飛込は、佐々木那奈選手(兵庫県)が1本目の405Bで71.40を獲得してトップに立つと、目立ったミスはなくそのまま周囲を押し切って、トータル349.70を獲得して優勝しました。先に行われたインターハイではミスが響いて3位となった悔しさを晴らした演技になりました。

少年男子飛板飛込を制したのは、伊藤洸輝選手(神奈川県)。こちらも佐々木選手同様に1本目から最後の6本目まで全くリードを許すことなく、トータル413.30で優勝を果たしました。そして、成年女子高飛込も榎本遼香選手(栃木)が、終始リードを守りきったかたちでトータル315.00で優勝。この日に行われた3種目とも、優勝した選手3人が、それぞれ最初から最後まで力を見せつけたかたちとなりました。

競泳、飛込競技の2日目も、リオデジャネイロ五輪の代表選手たちが登場します。代表選手たちだけではなく、次世代を担う若手選手たちも全力でこの夏、最後の全国大会に挑みます。引き続き、選手たちの熱い力泳に負けないくらいのご声援をお願いします。

※写真1:200m個人メドレーを制した萩野選手
※写真2:大会新記録で100mバタフライの優勝を飾った池江選手
※写真3:100mバタフライで池江選手と並んで大会新記録で優勝の石川選手

競泳競技のリザルトはこちら
http://swim.seiko.co.jp/2016/S70703/index.htm

飛込競技のリザルトはこちら
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