【競泳】第13回世界水泳選手権(25m) 1日目
世界最大のスポーツの祭典であるリオデジャネイロ五輪が行われた今シーズンを締めくくる大会となる、第13回世界水泳選手権(25m)がカナダ・ウィンザーで現地時間の12月6日に開幕しました。
初日はリレー2種目を含む11種目が行われ、そのうち7種目で決勝を行われ、銅メダルが2つ誕生しました。
その2つを獲得したのが、瀬戸大也選手。男子200mバタフライの決勝、「100m〜150mで上げていく」作戦で臨みます。レースを先行するチャド・レクロー選手(南アフリカ)に追いすがるかたちで100mを折り返してから、水中バタフライキックで抜けだそうとします。レクロー選手は交わしましたが、瀬戸選手と同じように100m〜150mを上げてきたトム・シールズ選手(アメリカ)がトップを奪います。2位で150mを折り返した瀬戸選手は、ラスト粘りを見せたものの、ラストスパートをかけて一気にレクロー選手が抜け出してフィニッシュ。瀬戸選手は1分49秒97の3位銅メダルを獲得します。
バタフライのメダルセレモニー終了後、すぐに行われた200m個人メドレー。背泳ぎを終えた時点で6位だった瀬戸選手は、平泳ぎでトップとの差を詰めて3位に浮上。ラスト自由形勝負になりますが、最後までトップの汪順選手(中国)には届かず、最後はフィリップ・ハインツ選手(ドイツ)にも交わされてしまって1分52秒89の3位となりました。
「バタフライは100m〜150mをしっかり上げて回りを引き離したかったんですが、思うように上がりませんでしたし、個人メドレーでも自分の思うようなレースができませんでした。個人メドレーのタイムはワールドカップよりも落としてしまいましたが、平泳ぎは良い泳ぎができていました。これは400mにもつながると思うので、そちらは世界記録を出して金メダルを獲れるように頑張ります」(瀬戸選手)
女子4×100mリレーでは、池江璃花子選手、山根優衣選手、大内紗雪選手、青木智美選手の布陣で臨みます。トータルは3分34秒09と日本記録には届きませんでしたが、5位入賞。第1泳者の池江選手は52秒16の自己ベストを更新。短水路日本高校新記録を樹立しました。
「前半から突っ込んでいこうと決めていたので、その通りのレースができたと思います。個人種目の100mでもしっかり前半からいって、今日よりも後半が粘れるように頑張ります」(池江選手)
ほか、代表選手たちの結果は以下の通りです。
・男子200mバタフライ 決勝
幌村尚選手:1分53秒64 8位
・女子400m個人メドレー 決勝
大橋悠依選手:4分33秒07
・男子200m個人メドレー 決勝
藤森丈晴選手:1分55秒51
・男子4×100mリレー 決勝
日本:3分09秒75
(塩浦慎理選手・伊藤健太選手・松井浩亮選手・松本克央選手)
・男子100m背泳ぎ 準決勝
古賀淳也選手:50秒59 8位
金子雅紀選手:50秒65 9位
・女子50m平泳ぎ 準決勝
寺村美穂選手:30秒35 9位
関口美咲選手:30秒80 16位
・男子100m平泳ぎ 準決勝
山中祥輝選手:58秒17 14位
・女子100m背泳ぎ 準決勝
諸貫瑛美選手:57秒23 10位
赤瀬紗也香選手:57秒84 13位
明日も世界を舞台に戦うトビウオジャパンの選手たちにご声援をよろしくお願いします。
※写真1:200m個人メドレーで銅メダルを獲得した瀬戸選手
※写真2:瀬戸選手の200mバタフライでは、100〜150mを上げる作戦だったが、惜しくも理想の展開にはならなかった
※写真3:リレーの第1泳者で短水路日本高校新記録を樹立した池江選手
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