【競泳】第13回世界水泳選手権(25m) 2日目
短水路でのスピード感溢れるレースが続いている、カナダ・ウィンザーでの第13回世界水泳選手権(25m)。2日目には、待望の日本記録が誕生。さらに大会としては世界記録も更新されました。
4×50mミックスフリーリレーの予選、塩浦慎理選手、伊藤健太選手、大内紗雪選手、青木智美選手の4人で挑んだトビウオジャパンチーム。塩浦選手が21秒59の組の2位で引き継ぎ、伊藤選手は21秒15で大内選手へ。そしてアンカーの青木選手は、なんと0秒00という最高の引き継ぎから24秒68で泳ぎ切り、1分32秒05の日本新記録を樹立しました。
さらに記録更新を目指して臨む決勝では、アンカーに池江璃花子選手を起用。
第1泳者の塩浦選手は、予選からタイムを上げて21秒32で伊藤選手に引き継ぎ、その伊藤選手も21秒07の好タイムで第3泳者の大内選手にバトンを渡します。大内選手は24秒70で泳ぎ、最後はアンカーの池江選手に託します。0秒30の引き継ぎタイムをマークして飛び出した池江選手は、周囲との差を詰めていきますが、惜しくもメダルには届かず。ですが池江選手自身は23秒86をマークし、トータル1分30秒95で日本記録を更新して5位に入りました。
「感覚良く泳げましたし、記録も自己ベストまであと0秒07でした。この勢いで、明日の個人レースでも頑張ります」(塩浦選手)
「タイムはもう少しほしかったですが、良い順位で引き継げたので良かったと思います」(伊藤選手)
「私がタイムを落としてしまったんですけど、先輩方が頑張ってくれたのて、日本記録が出せて良かったです」(大内選手)
「決勝からメンバーに入らせてもらって、ちゃんと役割は果たせたと思います。雰囲気も楽しめて泳げました」(池江選手)
その池江選手は、女子100m自由形の準決勝にも出場。前半は抑えて25秒61の8位で折り返しますが、75mのターンでは3位に浮上。最後は52秒47でフィニッシュし、全体の3位で決勝に進出しました。
「前半落ち着いて自分のペースで泳げたので、後半上げることができました。決勝では、同い年のペニー(・オレクシアック/カナダ)選手にしっかりとついていけるようにしたいと思います」(池江選手)
2011年の中国・上海世界水泳選手権以来となる、背泳ぎでの世界大会の決勝に進んだ古賀淳也選手。前半を24秒03の1位で折り返しますが、後半に失速。50秒21で表彰台には届きませんでしたが、4位入賞を果たしました。
「こうして世界の舞台で戦えるということは、目標に向かって一歩ずつ進んでいる証拠だと思っています。次の50mは金メダルを獲ります」(古賀選手)
ほか、代表選手たちの結果は以下の通りです。
・女子200mバタフライ 決勝
中野未夢選手:2分09秒42 8位
・女子4×50mメドレーリレー 決勝
日本:1分47秒90 7位
(諸貫瑛美選手 26秒96・寺村美穂選手 30秒02・小林明日香選手 26秒07・大内紗雪選手 24秒85)
・男子100mバタフライ 準決勝
川本武史選手:50秒54 8位 決勝進出
明日も世界を舞台に戦うトビウオジャパンの選手たちにご声援をよろしくお願いします。
※写真1:予選と決勝で2回日本記録を更新した4×50mミックスリレー
※写真2:100m背泳ぎで4位入賞の古賀選手
※写真3:女子4×50mメドレーリレーは決勝で7位入賞という結果に
リザルトはこちら
http://www.omegatiming.com/Competition?id=000110000DFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF&sport=AQ&year=2016