【OWS】OWS全豪選手権1日目
オーストラリア国内における、ハンガリー・ブダペストで行われる世界水泳選手権のOWS代表選考会でもある、全豪選手権の1日目が行われました。
日本からは、大学生の4人が出場。オーストラリア国内のトップのみならず、世界中から名だたるOWSの代表選手たちも集結し、激しいレースが繰り広げられました。
1日目は、メイン種目である10km。
まずは男子がスタートし、日本は野中大暉選手、南出大伸選手(ともに日本体育大)が出場。
スタートからオーストラリア、カナダの五輪代表選手がハイペースでレースを展開。南出選手は、そのハイペースに食らいつこうと、第1パックを引っ張る積極性を見せます。
ですが、ラスト周回になったところで後続に追いつかれ、最後まで踏ん張りましたが惜しくも入賞には手が届かず。南出選手は9位、野中選手は11位となりました。
男子が終わったあと、今度は昨年の日本選手権で第一人者の貴田裕美選手(コナミ)を破って優勝した森山幸美選手(日本体育大)と、新倉みなみ選手(セントラル目黒・明治大)のふたりが出場する、女子10kmがスタート。
森山選手、新倉選手のふたりはレース序盤から落ち着いていました。周りを見ながら、5、6番手に位置して先頭を伺います。
そしてラスト周回。残っている力を出し切って前を猛追した森山選手は、カナダ五輪代表選手を抑えて見事な銀メダルを獲得しました。
森山選手のスパートについていった新倉選手も、森山選手に負けないスピードを見せましたが、表彰台まではあと一歩及ばす。それでも4位に入り、日本のOWSが世界に近づいていることを証明してくれました。
日本代表選手たちの結果は、以下のとおりです。
・男子10km(26名中)
南出大伸選手 9位 1時間58分02秒00(トップとの差 3分00秒70)
野中大暉選手 11位 1時間58分03秒30(トップとの差 3分02秒00)
・女子10km(20名中)
森山幸美選手 2位 2時間07分25秒50(トップとの差 52秒50)
新倉みなみ選手 4位 2時間07分56秒70(トップとの差 1分23秒70)
大会2日目にはU-18の5kmが行われ、新倉選手が表彰台獲得を目指して出場します。
世界の荒波を乗り越え、最も過酷な水泳競技に臨む選手たちへのご声援をよろしくお願いします。
※写真1:女子10kmで銀メダルを獲得した森山選手
※写真2:南出選手はハイスピードなレースに食らいつく
※写真3:トップを伺う森山選手と新倉選手
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