2017.03.26

【飛込・水球】第39回 全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会 2日目

3月25日から開幕した第39回 全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会。26日は、東京辰巳国際水泳場で飛込競技の2日目が行われ、千葉県国際総合水泳場では水球競技がスタートしました。

飛込競技は、男子9〜11歳区分、女子12〜13歳区分、そして男子の14〜15歳区分の1m飛板飛込が行われました。

男子9〜11歳区分では、八木魁斗選手(宮城DC)と千賀望紀斗選手(三重DC)、そして二羽倖駕選手(小松DC)の3人の順位が入れ替わる激しい戦いが行われました。そのなかで優勝を勝ち取ったのは、八木選手でした。4本目までは1位でしたが、5本目の5124Dのミスダイブで3位に転落。しかし、最終6本目の104Bで再度千賀選手、二羽選手を超える得点をマークし、トータル216.10で優勝しました。2位には千賀選手が214.15で入り、二羽選手は213.05で3位となりました。

「表彰台のいちばん上に立てて、すごく気持ち良かったです。イギリスのジャック・ロー選手みたいな選手になりたいです」(八木選手)

女子12〜13歳区分は、2月の国際大会派遣選手選考会の3m飛板飛込で、リオデジャネイロ五輪代表の板橋美波選手(JSS宝塚)を破って優勝した金戸凜選手(日出中学・セントラルスポーツ)が、制限選択飛から力を見せる安定した演技を披露。最終的には、ただひとりだけ300ポイントを超える312.30で優勝を果たします。

「良かった種目もありましたが、自分的にはもう少しできたと思うので、悔しい気持ちがあります。これからもっと安定した演技ができるように練習していきます」(金戸選手)

男子14〜15歳区分では、5本目までの制限選択飛で174.80ポイントを獲得した大竹玲央選手(群馬DC)が逃げ切るかと思われましたが、自由選択飛で井戸畑和馬選手(大阪水泳学校)が逆転。トータル317.00で優勝を飾りました。

「助走や飛び出し、入水など、練習でなかなかできていなかったことが、今回の試合でできたことが結果につながったと思います。冬で得た課題をこなして、夏では良い結果を残せるようにしたいです」(井戸畑選手)

これで飛込競技は全競技が終了。競技終了後には最優秀選手、優秀選手、そして総合表彰が行われました。

最優秀選手
男子:伊熊扇李選手(トビウオJrDC)
女子:金戸凜選手(日出中学・セントラルスポーツ)

優秀選手
男子:坂田慈央選手(ジョイフル)
女子:佐々木音華選手(米子DC)

総合表彰
優勝:小松DC
準優勝:ジョイフル


千葉県国際総合水泳場で初日を迎えた水球競技。この日は、A区分(12歳以下男女)の予選リーグとB区分(15歳以下男子)の予選1回戦がそれぞれ12試合ずつ行われ、各試合で熱戦が繰り広げられました。
明日、27日からはC区分(15歳以下女子)の予選リーグもスタートし、決勝トーナメント進出を懸けた争いが行われます。

そして、競泳競技も27日から東京辰巳国際水泳場で開幕します。

ジュニアダイバーたちの戦いは終わりましたが、競泳、水球はスタートしたばかり。連日熱戦を繰り広げるジュニア選手たちへのご声援をよろしくお願いします。

※写真1:飛込競技の最優秀選手を受賞した伊熊選手と金戸選手
※写真2:男子9〜11歳区分で接戦を演じた3選手
※写真3:男子14〜15歳区分の表彰式

飛込競技のリザルトはこちら
http://swim.seiko.co.jp/diving/framepage10.html