【競泳・水球】第39回 全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会 最終日
飛込競技から始まったジュニア選手たちの祭典、第39回 全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会も最終日となりました。
競泳競技は、最終日も記録ラッシュ。大会新記録はもちろん、短水路中学記録、高校記録も誕生しました。
リオデジャネイロ五輪代表の酒井夏海選手(スウィン南越谷)は、昨日の50mに続いて100mでも58秒11の短水路中学新記録を樹立。これで200mと合わせて3冠を果たしました。さらに今井月選手(豊川高)も、200m個人メドレーで大会記録を更新し、最後の種目であったCS区分女子400mメドレーリレーではメンバーのひとりとして活躍し、4分00秒35の短水路高校新記録を樹立しました。
活躍を見せてくれたのは、五輪代表選手だけではありません。小嶋美紅選手(イトマン)は200m個人メドレーを2分09秒08の大会記録で制し、400m個人メドレー、200m平泳ぎも含めて3冠。50m平泳ぎで短水路中学新記録を樹立した谷口卓選手(津田四日市)は、15〜16歳区分男子100m平泳ぎで、前半を27秒68という50mの自己記録とほぼ変わらないタイムで折り返し、後半は疲れてしまいましたが59秒63の大会タイ記録で優勝しました。
大会終了後の閉会式で、総合表彰、区分別表彰、最優秀選手、優秀選手の発表がありました。詳細は以下の通りです。
●団体表彰(総合)
優勝:イトマン
準優勝:豊川高校
3位:東京SC
4位:コナミ北浦和
5位:ダンロップSC
6位:枚方SS
7位:ATSC.YW
8位:スウィン埼玉
●団体表彰(区分別)
・13〜14歳区分
優勝:NECGSC溝の口
準優勝:MGニッシン
・15〜16歳区分
優勝:イトマン
準優勝:豊川高校
・CS区分
優勝:豊川高校
準優勝:イトマン
●個人表彰(最優秀、優秀選手・育成コーチ)
・13〜14歳区分
男子優秀選手:阿曽慎之介選手(東京ドーム)
育成コーチ:長谷川滋コーチ(東京ドーム)
女子優秀選手:難波実夢選手(MGニッシン)
育成コーチ:茅原直人コーチ(MGニッシン)
・15〜16歳区分
男子優秀選手:谷口卓選手(津田四日市)
育成コーチ:伊藤滋幸コーチ(津田四日市)
女子優秀選手:酒井夏海選手(スウィン南越谷)
育成コーチ:渡部信コーチ(スウィン南越谷)
・CS区分
男子最優秀選手:菖池竜輝選手(コナミ三田)
育成コーチ:片山辰彦コーチ(コナミ三田)
女子最優秀選手:池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)
育成コーチ:村上二美也コーチ(ルネサンス亀戸)
大会を通して、競泳競技では29個の大会新記録(1つのタイ記録を含む)、1個の短水路学童新記録、6個の短水路中学新記録、3個の短水路高校新記録、そして短水路日本新記録が1個樹立され、合計、40個もの新記録が誕生しました。
千葉県国際総合水泳場で行われている水球競技も大会最終日を迎え、各区分の3位決定戦、決勝戦が行われました。各区分ともに接戦が多く、非常に見応えのある試合が数多く繰り広げられました。
A区分(12歳以下男女)の決勝戦は、福岡BRAVESと豊中水球クラブがともに初優勝をかけて争い、軍配は4対1で福岡BRAVESに上がり、見事大会初優勝を飾りました。
B区分(15歳以下男子)は、富山ウォーターポロクラブと原田学園スイミングスクールとの決勝戦。ひとりで3得点を挙げた園田佑希選手を中心に攻撃の手を休めなかった原田学園スイミングスクールが3対10で優勝を飾りました。
C区分(15歳以下女子)の決勝戦では、白山市立松任中学校と京都踏水会水泳学園が戦いました。序盤は実力が拮抗しているチーム同士の接戦を見せてくれましたが、白山市立松任中学校はエースの浦映月選手が3得点を挙げるなどの活躍で後半に京都踏水会水泳学園を引き離していき、8対5で白山市立松任中学校が優勝しました。
総合結果は以下の通りです。
●A区分(12歳以下男女)
優勝:福岡BRAVES
準優勝:豊中水球クラブ
3位:カワサキスイミングクラブ
●B区分(15歳以下男子)
優勝:原田学園スイミングスクール
準優勝:富山ウォーターポロクラブ
3位:三重WPスターズ
●C区分(15歳以下女子)
優勝:白山市立松任中学校
準優勝:京都踏水会水泳学園
3位:富山スイミングパレス
6日間にも及ぶジュニア選手たちの熱戦も幕を下ろしました。これからも成長を続けるジュニア選手たちへのご声援をお願いします。
※写真1:競泳競技の総合表彰の様子
※写真2:最優秀、優秀選手と育成コーチたち
※写真3:400mメドレーリレーで短水路高校新記録を樹立した豊川高校
競泳競技のリザルトはこちら
http://swim.seiko.co.jp/2016/S70612/index.htm