【競泳】JAPAN OPEN2017 1日目
5月19〜21日の日程で行われるJAPAN OPEN2017(東京辰巳国際水泳場)が開幕を迎えました。
選手たちは夏に向けたトレーニングのまっただ中。そのなかで、どれだけ記録を出せるのか、どんな泳ぎができるのかをチェックしたり、トレーニングの一環としてハードスケジュールでレースに出場したりする選手もいます。そのなかでも好記録が続々誕生しています。
女子200m自由形。会場を大きく沸かせたのは池江璃花子選手(JAPAN)。最初の50mから日本記録を上回ると、100mでは0秒76も上回る56秒20でターン。池江選手も目標としていた自己ベスト更新の期待がかかりますが、さすがにラスト50mでブレーキ。それでも1分56秒91の好記録で優勝を果たしました。
2位に入った五十嵐千尋選手(JAPAN)も、1分57秒10の自己ベストを更新。夏に向けて好スタートを切りました。
「前半の動きが良かったので、行けるところまでいこう、と思って泳ぎました。56秒台が出せて良かったです」(池江選手)
男子100m平泳ぎには、世界記録保持者のアダム・ピーティー選手(イギリス)が出場。小関也朱篤選手(JAPAN)、渡辺一平選手(JAPAN)の2人も「勝負が楽しみ」と言っていた決勝レース。スタートして一気に飛び出したピーティー選手を追いかけるように、スピードが持ち味の小関選手が3番手でターン。後半勝負になったところで、渡辺選手がじりじりと追い上げを見せていきます。結果、ピーティー選手が最後まで逃げ切って58秒82で優勝。2位には中国のエン・シバイ選手が59秒57で入り、後半追い上げた渡辺選手が59秒80の自己ベストで3位、小関選手は1分00秒62の4位となりました。
「日本選手権では自分らしい泳ぎができませんでしたので、今回は伸び伸びとした自分らしい泳ぎでいくと決めていました。前半は良かったんですが、ラスト20mでバテてしまいました。自己ベストは更新できましたが、悔しい気持ちもあります」(渡辺選手)
女子100m平泳ぎは、鈴木聡美選手(JAPAN)と青木玲緒樹選手(JAPAN)が、前半から積極的に攻めて海外勢と並んでターン。「思い切って大きく泳いだ」という鈴木選手が後半伸びを見せ、最後はタッチの差ながらオーストラリアのジェシカ・ハンセン選手の追撃をかわして1分07秒26で優勝。2位にはハンセン選手が1分07秒35で入り、青木選手は1分07秒42の3位となりました。
「100mでは久しぶりの優勝でしたので、とてもうれしいです。タイムはもう少しというところですが、優勝できたことは自信にもつながりますし、これからのモチベーションにもなります」(鈴木選手)
海外勢も含めたレベルの高いレースが続く今大会。明日からのレースも期待が膨らむばかり。世界を目指し、世界と戦う選手たちへのご声援をよろしくお願いします。
※写真1:ピーティー選手のスピードは圧巻。渡辺選手は自己ベストで3位
※写真2:前半から積極的に攻めるレースを見せた池江選手
※写真3:伸びのある大きな泳ぎで100m平泳ぎを制した鈴木選手
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