2017.09.03

【競泳・飛込・水球】第93回日本学生選手権水泳競技大会 3日目

大学生選手たちの祭典、第93回日本学生選手権水泳競技大会も3日目の競技が終了。競泳、飛込、水球の3競技は最終日となりました。

競泳競技が行われている大阪・東和薬品ラクタブドームでは、最後まで盛り上がりを見せ、大会新記録も誕生。

世界水泳選手権、ユニバーシアード競技大会代表の大橋悠依選手(東洋大)は、400m個人メドレーで終始トップを守る安定した泳ぎで、4分36秒48の大会新記録を樹立して優勝。そして、同じ東洋大学でユニバーシアード競技大会代表の露内若葉選手が4分40秒78で2位に入り、東洋大でワンツーフィニッシュを飾りました。

男子100m自由形では、溝畑樹蘭選手、松元克央選手、丸山徹選手の明治大が表彰台を独占。女子100m背泳ぎでは、中京大の小西杏奈選手と高橋美紀選手がワンツーフィニッシュを果たすなどで大会も盛り上がり、最後は男女の4×200mリレー、通称『8継』を迎えます。

女子8継は、第1泳者の大橋選手が1分58秒85の好記録をマークして飛び出した東洋大が8分02秒55で大会4連覇を達成。男子は明治大が7分15秒39で2連覇を果たし、レースがすべて終了。

大会を通して樹立された新記録は、大会記録が3つ。そして閉会式で総合結果が発表され、男子は明治大が3連覇、女子は日本体育大が2年ぶりに優勝を果たしました。

競泳競技の最終総合結果は以下の通りです。
●男子
1位 明治大
2位 早稲田大
3位 中央大
4位 中京大
5位 東洋大
6位 日本大
7位 近畿大
8位 法政大

●女子
1位 日本体育大
2位 東洋大
3位 中京大
4位 神奈川大
5位 筑波大
6位 明治大
7位 近畿大
8位 法政大

新潟・ダイエープロビスフェニックスプールで行われている飛込競技も最終日。この日は、男子高飛込と女子3m飛板飛込の2種目が行われました。

女子3m飛板飛込は高飛込同様、ユニバーシアード競技大会代表の榎本遼香選手(筑波大)と金戸華選手(日本大)が接戦を演じます。4本目までトップだったのは、金戸選手。トータル249.75で先に演技を終えた金戸選手を追う榎本選手は、5本目の405Cで7.5点台の演技を披露。59.40を獲得し、金戸選手を逆転。トータル258.30で優勝を決めました。

男子高飛込も、最後の6本目の演技が終えるまで勝負が分かりません。結果、最後の307Cで惜しくも80点台には届きませんでしたが、79.90の高得点を獲得した須山晴貴選手(島根大)が、3m飛板飛込に続き2冠を果たしました。

飛込競技の最終結果は以下の通りです。
●男子
1位 日本体育大
2位 福山平成大
3位 島根大
4位 日本大
5位 筑波大
6位 常葉大
7位 早稲田大
8位 神奈川大

●女子
1位 日本体育大
2位 福山平成大
3位 筑波大
4位 日本大
5位 慶應義塾大
6位 島根大
7位 金城大
8位 早稲田大

神奈川・横浜国際プールの水球競技は、男女ともに決勝戦と3位決定戦が行われました。

女子の決勝戦は、秀明大対東京女子体育大。勝負を決めたのは、第2ピリオド。一挙9得点を挙げた秀明大が主導権を握り、最後までその点差を守りきった結果、18対8で秀明大が3年連続で優勝しました。

男子決勝戦は、日本体育大対日本大。第1ピリオドで8得点を奪った日本体育大は、日本大に攻撃させる隙を与えません。第2ピリオドも5得点、そして第3、4ピリオドで再度8得点ずつ挙げた日本体育大が29対7で日本大を破り、20連覇を果たしました。

水球競技の総合結果は以下の通りです。
●男子
1位 日本体育大
2位 日本大
3位 早稲田大
4位 慶應義塾大

●女子
1位 秀明大
2位 東京女子体育大
3位 日本体育大
4位 国士舘大

各地で熱戦が繰り広げられたインカレが終了。シンクロ競技は9月18日、神奈川・横浜国際プールで行われます。
『チームのために』を合い言葉に、自分たちの力を出し切って戦い抜いた大学生選手たちへのご声援、ありがとうございました。

※写真1:競泳競技男子で3連覇を果たした明治大
※写真2:競泳女子は、日本体育大が2年ぶりに優勝を果たす
※写真3:最終日に大会記録で個人種目2冠の大橋選手

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