【飛込】2017年度飛込国際大会派遣選手選考会 2日目
2018年に開催される国際大会の代表権を懸けた争いが繰り広げられている、飛込国際大会派遣選手選考会(東京辰巳国際水泳場)。2日目の競技が終了し、全競技が終わりました。
2日目は女子3m飛板飛込の決勝からスタート。
1本目にトップを奪ったのは宮本葉月選手(土佐女子高/高知DC)でしたが、2本目からは高飛込で2位に入った、今大会好調の三上紗也可選手(米子DC)。そのまま最後までトップを守りきって、三上選手が295.65で1位を獲得。宮本選手は2本目のミスが響き、惜しくも三上選手には届かず。それでも283.55の2位に入りました。予選トップの金戸凜選手(セントラルD/日出中学)は、279.90の3位となりました。
「得点は意識せず、ベストな飛込をしようと思って挑みました。2本目以降は安定していましたし、1本目は失敗しましたが80%くらいはベストを尽くせたと思います」(三上選手)
男子高飛込は、萩田拓馬選手(静岡ビル保善)と村上和基選手(JSS白子)のベテランふたりの争いになりました。
1本目から安定して70点オーバーをマークしていた村上選手は、5本目の307Cで85.00の高得点を獲得。ラスト6本目も70点台をキープして、合計456.40で1位となりました。萩田選手は2本目で細かいミスから得点を下げてしまいますが、6本目の5255Bで82.80をマーク。しかし村上選手には届かず、合計399.20の2位となりました。3位は岡島太一選手(日本体育大学)が369.90で入りました。
「普段は演技に波があるほうですし、踏切も消極的になってしまうところがあるのですが、今日は思い切った踏切ができましたし、そのおかげで安定した演技ができました。個人でも世界と戦えるように練習していきたいと思います」(村上選手)
女子10mシンクロナイズドは、板橋美波選手(JSS宝塚)と荒井祭里選手(JSS宝塚)がペアを組み、制限選択飛から高いレベルの演技を披露。ところが4本目に大きな入水ミスが出てしまいますが、5本目はしっかりと決めて合計275.88で1位を獲得しました。
男子3mシンクロナイズドでは、五輪代表の寺内健選手(ミキハウス)、坂井丞選手(ミキハウス)のペアが息の合った演技を見せます。1本目より2本目、2本目より3本目と徐々に完成度を高めていき、合計392.13を獲得して1位となりました。
Mix3mシンクロナイズドは、海外合宿もともに経験した西田玲雄選手(大阪水泳学校/桃山高)と宮本選手がペアを組み、合計269.76で1位を獲得しました。
2日間にわたる、国際大会への切符を懸けた戦いも終了しました。たった1秒にすべてをかけるダイバーたちへのご声援、ありがとうございました。
※写真1:安定した演技で70点台を連発した村上選手
※写真2:ふたり揃って安定感抜群の演技を披露する坂井選手と寺内選手
※写真3:女子3m飛板飛込は、高飛込で2位に入った三上選手が制する