【飛込】FINAワールドシリーズ・富士大会 2日目
飛込のFINAワールドシリーズ第2戦・富士大会の2日目は、静岡県富士水泳場で女子10m高飛込、男子3m飛板飛込、10mミックスシンクロの3種目が行われ、女子10m高飛込で板橋美波選手(JSS宝塚/甲子園学園高校)が銅メダルを獲得しました。
準決勝のA組で2位、6人中5位に相当する得点で10m高飛込決勝に進んだ板橋選手は、3本目で難しい207C(後宙返り3回半かかえ型)を見事に決めて4位に上がり、出場6人全員が同じ演技種目となった最終5本目もまとめ、てさらに順位を上げて3位に入りました。世界のトップ選手だけに出場権が与えられるワールドシリーズの個人種目で初の快挙です。
10mミックスシンクロでも村上和基選手(JSS白子/星槎大学)・板橋選手組が見事な追い上げを見せ、この日2つ目の銅メダルを獲得しました。
板橋選手と村上選手が組んだ10mミックスシンクロでも、いったんは5位と苦しい展開になりましたが3本目から息のあった演技ときれいな入水で得点を重ね、最終の6本目には優勝した中国ペアに0.96差の79.68の高得点をマークし、北朝鮮の追い上げをかわしました。
「自分のベストの演技ができたら表彰台に上がれると信じてやりましたが、それが実現できてうれしい。東京オリンピックでも(ライバル国は)今日と同じメンバーで出てくると思うので、この結果はものすごく励みになります」(板橋選手)
「最後の1本は『笑顔でやろう』と2人で声をかけ合いました。このコンビは去年の2月からですか、練習はいつも一緒にやっているので、これからも伸ばしていきたい」(村上選手)
「(板橋は)足の痛みがある中で3種目をこなしてメダルをとるのですから、すごい。きつい練習にもよく耐えてくれています。だから結果が出せるんだと思います」(馬淵崇英コーチ)
男子3m飛板飛込に出場した坂井丞選手(ミキハウス)は、予選B組最下位の5位で決勝には進めませんでした。
なお、この日も中国が3種目を制し、初日から7種目すべて中国が優勝しました。
世界のトップ8以内の選手たちだけで争われる今大会。ハイレベルな争いも明日が最終日です。たった1秒にすべてをかけるダイバーたちへのご声援を引き続きよろしくお願いします。
※写真1:女子高飛込で銅メダルを獲得した板橋選手
※写真2:村上選手と板橋選手の息はぴったりだった
※写真3:今大会、日本チームはこれで3つ目のメダル獲得となった
リザルトはこちら
http://www.omegatiming.com/Competition?id=0001120001FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF&sport=AQ&year=2018
大会HPはこちら
https://www.fina.org/event/finacnsg-diving-world-series-2018