【競泳】ジャパンオープン2018 4日目
海外勢も参加し、パンパシフィック水泳選手権、アジア競技大会の前哨戦でもあり、その代表選考会でもあったジャパンオープン2018も、最終日となりました。
女子200m平泳ぎでは、チームJAPANの3人が好レースを展開します。
スタートして飛び出したのは、鈴木聡美選手(JAPAN)。100mに続く2冠を目指す青木玲緒樹選手(JAPAN)がそれに続き、渡部香生子選手(JAPAN)がこのふたりを追いかけます。
100mの折り返しは、鈴木選手がトップ。頭ひとつの差で青木選手、身体半分ほどの差で渡部選手が続いて折り返します。150mまでの間に、じりじりと前との差を詰めていったのは、渡部選手。ついに150mのターンでトップに立つと、最後は粘る鈴木選手と青木選手を少しずつ引き離すようにしてフィニッシュ。2分22秒88の好タイムで優勝を飾りました!
「久しぶりの優勝で、とてもうれしいです。苦しい時期もありましたが、ここまではい上がってこれました。諦めなくて、本当に良かったと思います」(渡部選手)
鈴木選手は破れはしましたが、2分23秒49で2位、青木選手は2分24秒09で3位といずれも好記録をマークしました。
まだ代表選手が確定していない男子100mバタフライでは、ラスト5mまで勝負がもつれ込みます。そんな接戦を後半勝負の展開で制したのは、小堀勇氣選手(ミズノスイムチーム)でした。51秒90で優勝を果たしますが「ラスト、ギアを上げて勝負をかけましたが、勝てたことは良かったんですが、少し泳ぎがかみ合わなかったです」と満足はしません。
「相手を意識せず、自分の目標とするタイムにいかに近づくことができるか、ひとつひとつ取り組んでいきたいと思っています」(小堀選手)
また、この日は女子50m自由形と女子100mバタフライの2種目に出場していた池江璃花子選手(JAPAN)は、まず50m自由形を24秒47で制すると、その1時間後のバタフライも56秒93で優勝。これで池江選手は今大会5冠を達成しました。
「今大会はいろいろなことにチャレンジしてみた大会でした。200m自由形はちょっと悔しい結果でしたけど、そのほかは良いレースができたと思います。これからは100mバタフライで戦うことをメインに据えて、キック力の強化やパワートレーニングを中心に取り組んでいきたいと思います」(池江選手)
全競技終了後には、パンパシフィック水泳選手権代表選手たちの壮行会が行われました。大会公式のアスリートホストに就任した北島康介氏も登場し、選手たちに激励の言葉をかけていました。
4日間、夏に向けたトレーニングを積んでいるなかではありましたが、全力で戦い抜いた選手たちへのご声援、ありがとうございました。
※写真1:これから選手たちはそれぞれ夏に向けた強化をスタート
※写真2:久しぶりの優勝を飾った渡部選手
※写真3:51秒台で優勝を果たした小堀選手
リザルトはこちら
http://swim.seiko.co.jp/2018/S70704/index.htm
トビウオジャパンジャーナルはこちら
http://tobiuojapan.org