2018.08.31

【飛込・水球】第18回アジア競技大会 31日結果

<第18回アジア競技大会>(30日、インドネシア・ジャカルタ)
[飛込]
飛込競技4日目の決勝競技は、女子1m飛板飛込と男子3m飛板飛込の2種目。
女子1m飛板飛込には、板橋美波が出場。5年ぶりの1mの試合だったというが「今まででいちばん良い踏切ができた」と板橋。途中3本目の203B、303Bは入水が乱れるが、1本目の403B、5本目の105Bは50ポイントを超える得点をマーク。合計、226.15の6位入賞を果たした。

「高飛込には出場できずに悔しい思いもありますが、今まで出なかった1mにも出場して、ほかのレベルの高い選手たちの演技もしっかり見て勉強ができたので、そういう意味では充実した大会だったと思います」(板橋)

男子3m飛板飛込では、予選で4位につけた坂井丞が好スタート。4本目までは70ポイントオーバーをマークし続け、予選と同得点で4位をキープしていたが、5本目の307Cで入水が乱れて60ポイント台になってしまい順位を落としてしまう。6本目の107Bで74.40をマークするも、メダルには一歩及ばずの5位入賞。
一方寺内健は、6位だった予選とは違う安定感を披露。ただ本人は「助走が全く安定しなかった」と反省の弁。それでも予選よりも20ポイント近く得点を上げ、431.30の4位まで順位を上げた。

「本当に悔しいのひと言です。メダルが獲れた試合だったと思います。シンクロでメダルを獲ったこともあって、個人でもメダルを獲りたいという気持ちがあって、それがうまくかみ合わなかったのかなと。ただ、新しいことに取り組んでいるなかでの今大会は、良い試合だったんじゃないかと思います」(坂井)

「試合前の練習はすごく助走の感覚も良かったんですけど、試合では攻めきれなかったかなと思います。450、460点を獲っていかなければ勝負はできません。試合へのモチベーションの持っていき方や攻め方をもっと考えていかなければ、と思えたアジア競技大会でした」(寺内)

[水球]
決勝トーナメントの第2戦、準決勝の相手はイラン。カザフスタンと同じように、どっしりと構えたところから大きな身体とパワーを使ってくるチーム。「攻撃はその日の調子が出るから、ディフェンスは完璧にこなしていこう」と送り出した大本洋嗣ヘッドコーチ。いくつか危険な場面もあったものの、それでも稲場悠介のアシストで荒井陸が先制点を挙げる。その2分後、稲場がゴールを奪うと、そこからは日本ペース。第1ピリオドを0対5で終える。

第2ピリオドは少し膠着状態に陥るが、第3ピリオドから再度エンジンがかかり猛攻を加えていく日本。結果、7対18で勝利を収め、決勝進出を決めた。
決勝は、中国との対戦を制したカザフスタンに決定。9月1日の決勝戦では、1970年のバンコク大会以来となる優勝を目指す。

「大事なのは、明日の試合。私も選手でも監督でも出場して、届かなかった優勝。48年という歴史の重みは知っているので、簡単な試合ではないと思っています。ですが、アジアで1位になって五輪に出場して、世界選手権後にはアジアではランクがいちばん上にいます。そういうなかでこのアジア競技大会で、日本がアジアでトップなんだ、ということを証明してみせたいと思っています」(大本ヘッドコーチ)

※写真1:5年ぶりの1mで6位入賞の板橋
※写真2:寺内は予選からきっちり順位を上げて4位
※写真3:5本目のミスが響いてしまった坂井

リザルトはこちら
https://en.asiangames2018.id/schedule-results/day/2018-08-31/