2019.04.02
井田が50mバタフライで日本新記録樹立 <第95回日本選手権水泳競技大会 競泳競技>
[競泳]1日目(東京・辰巳)
夏の世界水泳選手権、そしてユニバーシアード大会の代表選考会を兼ねた、第95回日本選手権水泳競技大会 競泳競技(JAPAN SWIM 2019)が4月2日に開幕。今年は7日間で行われる。
その初日の決勝競技は、男子400m自由形と男子50mバタフライ、そして女子400m自由形の3種目。
男子50mバタフライでは、昨年のこの大会で日本記録を更新した井田憲吾(自衛隊)が、今年もスタートからスピードに乗った泳ぎを見せて23秒27の日本新記録を樹立して2連覇を果たす。
「この1年間、やってきたことを思い出して出し切りました。まずは自分の泳ぎに集中することを意識しました。日本記録はうれしいです」(井田)
男子400m自由形は、スタートから飛び出した江原騎士(自衛隊/フィッツ竜王)をラスト100mの追い上げで見事に差しきった吉田啓祐(日本大学)が初優勝。今までの自己ベストを1秒以上縮める3分47秒10というタイムでの優勝に「すごくうれしいです」と話した。
女子400m自由形では、7連覇を狙う五十嵐千尋(T&G/JSS)と高校2年生の難波実夢(MGニッシン)のベテラン対若手の対決に。
先行したのは五十嵐。だが、250mのターンで五十嵐を捉えた難波が徐々に五十嵐を引き離していき、最後には身体ひとつのリードを奪う。ラストも「持ち味のキックを生かせる泳ぎができた」とスピードの衰えない泳ぎを見せて、4分09秒39で初優勝を果たした。
初日から日本新記録、そして将来有望な若手の台頭が見られた今大会。2日目以降も楽しみなレースが続く。
※写真1:江原に勝利した吉田
※写真2:50mバタフライでは井田が2年連続日本記録
※写真3:高校2年生で初優勝を飾った難波