200mバタフライで瀬戸が派遣標準記録を突破して4度目の優勝を果たす <第95回日本選手権水泳競技大会 競泳競技>
[競泳]4日目(東京・辰巳)
夏に行われる2大世界大会(世界水泳選手権・ユニバーシアード競技大会)の代表選考会を兼ねて行われている、第95回日本選手権水泳競技大会 競泳競技(JAPAN SWIM 2019)。大会4日目の競技が終了した。
男子200mバタフライで、瀬戸大也(ANA/JSS毛呂山)が派遣標準記録を突破する好レースを見せた。
前半は周囲とほぼ変わらないペースだったものの、ラスト50mに入ってスパートをかけた瀬戸は、周囲との差を一気に広めていく。最後は2位以下に1秒56の差をつける1分54秒44で優勝。この種目、3年ぶり4度目の優勝を果たした。
「もっと前半からいかないと、世界では勝負ができません。代表権は獲得できているので、これからのレースでは後半きつくなることを恐れずに前半から攻めて、世界と戦えるタイムを出していきたいと思います」(瀬戸)
女子50m背泳ぎの決勝は、100mで唯一1分を切って優勝した酒井夏海(スウィン美園/武南高校)が、スタートから飛び出して28秒18で優勝を果たす。
男子800m自由形では、前半からレースを引っ張った江原騎士(自衛隊/フィッツ竜王)と吉田啓祐(日本大学)を400mから徐々に追い詰めていき、ラスト100mで一気に抜き去った平井彬嗣(郵船ロジスティクス)が、7分55秒85でこの種目初優勝を飾った。
この日は4種目の準決勝が行われ、男子100m自由形では中村克(イトマン東進)が48秒44で、女子200mバタフライでは長谷川涼香(東京ドーム/日本大学)が2分07秒21、女子100m自由形は大本里佳(イトマン)が54秒34、そして男子200m個人メドレーでは瀬戸が1分58秒44で、それぞれトップで決勝に進出した。
※写真1:世界水泳選手権代表内定を手にした瀬戸
※写真2:酒井は記録には不満が残るものの50m背泳ぎを制する
※写真3:男子800m自由形は平井が初優勝