青木、小関が派遣標準記録を突破して優勝 <ジャパンオープン2019>
[競泳]1日目(東京・辰巳)
東京辰巳国際水泳場で開幕した、ジャパンオープン2019。日本選手権と同じようにFINA世界選手権(韓国・光州)の代表選考も兼ねており、また日本選手権で世界選手権の代表が決定した選手たちは、チームJAPANとして参加。
その初日から、派遣標準記録を突破する種目が現れ、追加選考において内定を手にした選手が誕生した。
そのひとつが、女子100m平泳ぎ。日本選手権では表彰台すら逃してしまっていた青木玲緒樹(ミズノ)が1分06秒44で優勝。1分06秒48という派遣標準記録を突破しての優勝に笑顔を見せた。
「後半力んでしまったところもあって、派遣標準記録を切れないかも、とも思いましたが、電光掲示板を見て、ギリギリ切れていたのでうれしかったです」(青木)
男子100m平泳ぎでは、小関也朱篤(JAPAN)がリレーでの代表権を獲得していたものの、個人種目での派遣標準記録は突破していなかった。レース前には「不安しかなかった」と話していたが、持ち前の力強い泳ぎで59秒12で個人での派遣標準記録を突破して優勝を果たした。
「今思うと、日本選手権は考え過ぎて縮こまってしまったかな、と。今回も不安しかありませんでしたが、派遣標準記録を切ることができて良かったです」(小関)
男子100m自由形の優勝は、自己ベストとなる48秒52で松元克央(JAPAN)が手にする。2位は中村克(JAPAN)が48秒70で入り、チームJAPANが力を見せつけた形になった。
「日本選手権の100mのタイムには納得していたわけではありませんでした。でも、今大会でベストを出すことができてうれしいです」(松元)
女子400m自由形では、日本選手権に続いて難波実夢(MGニッシン)が優勝を果たす。タイムも4分08秒37で、日本高校新記録を樹立。派遣標準記録までは届かなかったが、好記録をマークしてくれた。
※写真1:派遣標準記録を突破しての優勝に笑顔の青木
※写真2:男子平泳ぎはチームJAPANが表彰台を独占
※写真3:松元、中村のふたりが48秒台とレベルの高い戦いとなった100m自由形