2019.07.13

ASで乾が銅メダルを獲得 飛込は寺内・坂井組が7位入賞 <FINA世界選手権2019 in 光州>

[飛込]1日目
男子3mシンクロナイズドの予選を大きなミスなく乗り切った寺内健・坂井丞組は、384.09ポイントを獲得して2位で決勝に進出。
「決勝でも自分たちのやるべきことをやるだけ」と寺内が話す通り、周囲に比べると難易率で劣るものの、課題としていた入水やお互いの距離感を合わせた演技でポイントを積み重ねていく。

制限選択飛を終えた時点で3位につけていたが、途中3本目の205Bで入水が乱れたことで順位を8位まで下げてしまう。しかし、そこから粘りの演技を見せる。305B、5154Bと70ポイント台をキープし、最後の107Bを75.33でまとめてひとつ順位を上げ、389.43ポイントの7位入賞を果たした。

「苦しかった戦いではありますけど、そのなかで彼(坂井)が自分を引っ張ってくれて、最後まで粘り強く戦えた結果であるかなと思います」(寺内)

「自分は順位を見ながら試合を進めていたので、つらかったですね。でも、終わってみれば7位入賞で本当にうれしいです」(坂井)

[AS]2日目
この日決勝が行われたのは、ソロのテクニカルルーティン。予選で2位のオナ・カルボネル(スペイン)に0.1もない差で3位につけていた乾は、決勝では予選で見えたエレメンツの課題もしっかりとクリア。思い切りの良い演技で観客を惹きつけ、予選よりもさらにスコアを上げて、92.3084をマークして銅メダルを獲得。2007年の世界選手権以来となる、ソロでのメダル獲得となった。

「自分が日本のソロで止まっていた時間を戻すことができるということは、偉大な先輩方のあとに続けるということ。それはすごくうれしいです。2位を獲りたかった、という悔しい気持ちはもちろんあります。でも、どの選手もこの世界選手権に懸けている思いがあって、それは自分だけじゃないということがよく分かりましたし、これが世界との戦いなんだ、ということをすごく実感しています」(乾)

午前中にはミックスデュエットの予選が行われた。2015年からペアを組み、年々演技のクオリティを上げてきた安部篤史と足立夢実。数々の大舞台を戦い抜いた経験を生かし、今大会も高い同調性に加え、完成度の高いエレメンツを披露。結果、過去最高スコアとなる88.2948を叩き出し、3位で決勝に駒を進めた。

※写真1:「奇跡の星」をテーマに演じきった乾
※写真2:12年ぶりのメダルに笑顔を見せる乾と井村ヘッドコーチ
※写真3:寺内・坂井は安定した演技で7位入賞

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