2019.07.18

三上が3m飛板飛込で決勝進出 ASはデュエットフリールーティン4位、女子水球は順位決定戦へ <FINA世界選手権2019 in 光州>

[AS]7日目
ソロのテクニカルルーティン、フリールーティンでふたつの銅メダルを獲得した乾友紀子と、吉田萠のペアで挑むデュエットのフリールーティン。
予選はライバルであるウクライナに1ポイント弱の差をつけられていたが、ふたりで“タイムリープ”をテーマに作り上げてきたこのルーティンを全力で泳ぎ切ることを目標に臨んだ。
予選よりはるかに力強く、高さを意識した演技で3分間を泳ぎ切った乾と吉田。デュエットを組んで初の93ポイント台となる、93.0000のスコアを獲得。ウクライナには残念ながら1.1ポイント届かず、惜しくも4位入賞となった。

「今の自分たちの全力を出そうと臨んで、それはできたんじゃないかと思います。この悔しさをこれからの練習にぶつけて、次は絶対に巻き返したいと思います」(乾)

「目標としていたメダルには届かず、世界と戦う難しさをすごく感じました。次は(ウクライナに)勝てるように頑張っていきたいです」(吉田)

[飛込]7日目
男子3mシンクロナイズドで寺内健と坂井丞が、女子高飛込では荒井祭里が決勝進出を果たし、良い流れを途切れさせたくない翼ジャパンは、女子3m飛板飛込に三上紗也可が登場。

予選では3本目の305Bでミスをして得点と順位を下げてしまったが、それでも291.60ポイントの8位で準決勝に進出。その準決勝では、305Bでは67.50で逆に順位を5位にまで押し上げる演技を披露。しかしながら、205Bでオーバーしてしまい入水が乱れたものの49.50に抑え、最後の5152Bでは入水した瞬間に「決まったと思った」というほどの演技で67.50ポイントを獲得。合計307.95ポイントの7位で決勝進出を決めた。

「お世話になっている方々に結果で恩返ししたいと思っていたので、これでひとつ恩返しができたかなと思います。決勝では、目標は8位入賞に置いていましたが、もう少し上を狙えると思うので、思い切った演技で臨みます」(三上)

[水球]5日目
予選リーグ最終戦となった女子水球は、オーストラリアとの対戦。先制ゴールは、有馬優美。すぐに得点を奪い返されるが、日本も食らいついて第1クオーターを2対3で終える。第2クオーターには1点を奪われるも野呂美咲季と新澤由貴のゴールで4対4の同点に追いつく。
勝負の第3クオーター。開始から約4分間、どちらもゴールを奪えない緊張感のある展開が続く。その壁を打ち破ったのは、オーストラリアだった。5点目を挙げると連続で6点目を奪う。攻めあぐねる日本は、ペナルティショットで1点を返すのが精一杯。5対6とされた第4クオーターでは、有馬が2ゴール目を挙げて同点にするも、オーストラリアが3連続得点で日本を突き放す。結果、7対9の2点差で日本がオーストラリアに敗れた。

これで予選リーグのグループD4位が決定した日本は、次戦から13〜16位決定戦に回る。

「攻めのコントロールのところでパスミスがあったり、イージーなターンオーバーがあったりしてしまった。そういったミスをなくしていかないといけないですね。ディフェンスに関してはよく守っていましたし、キーパーもよく止めてくれていました。順位決定戦では順位という結果だけではなく、良い内容を求めていきたいと思います」(本宮万記弘ヘッドコーチ)

[OWS]5日目
日本チームが世界選手権最後に臨むのは、男女4人でリレーを行い、ひとり1.25kmを泳ぐ5kmミックスリレー。
日本の泳順は貴田裕美、豊田壮、新倉みなみ、野中大暉の順番で臨んだ。全部で21チームが参加する中、第1泳者の貴田は18位で豊田につなぐ。その豊田は積極的に飛び出し、一時は9位にまで順位を押し上げる。後半、少し失速して順位を落とすも、粘りの泳ぎで14位で新倉へ。順位をひとつだけ下げて15位としたところで、アンカーの野中にバトンタッチ。野中は1分近くあったイスラエルとの差を一気に詰めていって最後に逆転。日本チームは14位でフィニッシュした。

※写真1:3m飛板飛込で決勝進出を果たした三上
※写真2:ASのデュエットフリールーティンは悔しい4位入賞
※写真3:女子水球は接戦演じるも2点差でオーストラリアに敗北(写真は有馬)

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