2020.11.12

初日3種目を井村アーティスティックスイミングクラブが制する <第96回日本選手権水泳競技大会 AS競技/日本AS チャレンジカップ2020>

[AS]1日目
ほとんどの選手にとって、半年以上ぶりとなるアーティスティックスイミングの大会となった、今回の第96回日本選手権水泳競技大会 アーティスティックスイミング競技。山口県・山口きらら博記念公園水泳プールでその初日をスタートさせた。
なお、今大会は若手選手たちの登竜門とも言える、日本アーティスティックスイミング チャレンジカップ2020も同時開催となっている。

大会のスタートは、ハイライトルーティンから。昨年からメンバーは数名入れ替わったものの、今年も井村アーティスティックスイミングクラブAチームが強さを見せ、メリハリのある演技を披露。1チームだけ80点を超える、84.2667をマークして優勝。チームとしては2連覇を果たした。

井村アーティスティックスイミングクラブAチームはチャレンジカップ2020にもエントリーしており、こちらでも優勝を飾った。こちらの2位は井村アーティスティックスイミングクラブBチームが77.8667で入り、3位には71.6667でYTアーティスティッククラブが入った。

初日の2種目目は、チームのテクニカルルーティン。こちらも井村アーティスティックスイミングクラブAチームがハイライトルーティンから続いて出場。疲れもあるなかで確実に規定演技で得点を獲得していき、83.1783で優勝を飾った。
2位には4人ながら息の合った白熱した泳ぎを見せてくれた、アクラブ調布が80.9173で入った。

チャレンジカップ2020のテクニカルルーティンでは、井村アーティスティックスイミングクラブBチームが75.9731で優勝。2位は73.8008でみえA.S.C.が、3位には京都踏水会水泳学園が72.6491で入った。

最後にはフリーコンビネーションが行われた。この日、出場したチームのメンバーはほとんどが3回泳ぐというハードなスケジュール。そんななかでも、井村アーティスティックスイミングクラブAチームが体力的なタフさを見せつけ、84.7000を獲得。アクラブ調布は、惜しくも1.1333ポイント差の83.5667で2位となった。

こちらも井村アーティスティックスイミングクラブAチームがチャレンジカップ2020も制し、2位にはアクラブ調布、3位は井村アーティスティックスイミングクラブBチームが77.2333で入った。

日本代表チームも今大会にはオープンで参加。チームのテクニカルルーティンで空手をテーマにした五輪仕様の演技を披露。高さがあるリフトから、ジャンパーの柳澤明希の力強い回し蹴りからスタート。息の合った足技、勢いのある泳ぎで圧倒し、92.1305ポイントを獲得した。
チームを牽引する乾は「こうやって人前で演技をすることが好きで、自分はこの競技をやっているんだな、と実感した」と笑顔を見せた。

「今まで、それぞれ個人の技術を高める練習に取り組んできました。そのことがチーム全体のレベルアップにつながっていると感じています」(乾友紀子)

※写真1:ハイライトルーティンで好スタートを切った井村アーティスティックスイミングクラブが初日の3種目を制した
※写真2:4人ながらチームTR2位のポイントを獲得したアクラブ調布
※写真3:チームJAPANは空手をテーマにした演技を披露

リザルトはこちら
http://swim.seiko.co.jp/artistic/index.html

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